
- 伏見稲荷大社の見どころ完全ガイド|京都随一!圧倒的な神秘美「千本鳥居」から観光ルートマップまで
- 【伏見稲荷大社の魅力を完全解説】千本鳥居の神秘から稲荷山頂上までの参拝ルート、おもかる石や四ツ辻の絶景など見どころを徹底ガイド。1300年の歴史を持つ京都随一のパワースポットを堪能しよう。
京都随一の観光名所である伏見稲荷大社。国内外問わず年間約 1,000 万人の観光客が訪れます。
そんな伏見稲荷大社ですが、実はとても広いです。伏見稲荷大社がある稲荷山全体を神域としており、山頂である一ノ峰までは本殿から片道約 1 時間かかります。
それだけ巡れる場所や見どころが多い伏見稲荷大社ですが、そういった領域まで巡ろうとするとそれなりに体力が必要です。
一方で、伏見稲荷大社に行く最大の目的を「千本鳥居」に置いている場合も多いと思います。千本鳥居は、誰もが認める伏見稲荷大社のクライマックスです。
千本鳥居なら稲荷山に深く入らないため、「観光」という枠の中で楽しむことができます。
この記事では、体力がなくても楽しめる、伏見稲荷大社の入口から千本鳥居までのミニマム観光ルートをご紹介します。
なお、伏見稲荷大社の見どころや全体の地図、どれだけ広大なのかなどを知りたい場合は以下をご覧ください。
伏見稲荷大社の見どころについて詳しく見る
最寄り駅は JR 奈良線 稲荷駅 です。伏見稲荷大社まではなんと駅から徒歩 5 秒です。
駅の目の前は伏見稲荷大社の入口です。
狐の像があることと、それが金色の稲をくわえているのは稲荷神社の特徴の一つです。
詳しくは以下ごご覧ください。
稲荷神社について詳しく見る
伏見稲荷大社の大鳥居。ここがスタート地点です。朱色の鮮やかで大きな鳥居が私達を迎えてくれます。
大鳥居をくぐってしばらく進むと、二番鳥居があります。
稲荷神社といえばこの鮮やかな朱色が特徴ですが、この色には魔除けの意味があり朱色が採用されています。
楼門は、豊臣秀吉が造営した楼門です。神社の楼門としては最大規模の部類に入ります。
ちなみに「楼門(ろうもん)」とは、「2階建てで屋根がついている門」のことをいいます。 (狭義には、二階部分に屋根がついており、一階部分には屋根が無い門のことを楼門というそうです)
この楼門はいわゆる「伏見稲荷大社の正門」としての位置づけになります。
屋根の裏の部分の緻密な骨組みと朱と金の色使いが本当に綺麗です。この理路整然と組み上げられた細かな骨組みに朱と金が映えます。
楼門前に立つ狐たちも凛々しいです。
そして楼門の足元両サイドを、随神たちが固めます。
随神(ずいじん) は、神様のお守り役の人たち、いわゆる神様のボディーガードです。
例えば仁王像とかが怖い顔をして門の両サイドにいるのをよく見かけると思いますが、役割としては一緒です。
楼門の脇に手水舎があります。ここで身を清めてから本殿へ向かいましょう。
手水舎の利用方法は稲荷神社の解説ガイドを参照してくださいね。
楼門をくぐると、外拝殿(げはいでん) があります。
外拝殿は祭事を行うための場所です。
外拝殿には十二の鉄灯籠が吊るされており、黄道十二宮 = 12 星座 が表現されています。
よく見るとそれぞれ、牡羊座なら羊が灯籠に彫られています。自分の星座を見つけてみると楽しいですよ。
ちなみにこれは「宝瓶宮 = みずがめ座」の灯籠です。
この外拝殿をぐるっと回ると、内拝殿と本殿に到着します。
内拝殿の奥に本殿があります。私たち参拝者はこの内拝殿から、お賽銭など神様へのご挨拶を行います。
本殿は内拝殿と繋がっていて、内拝殿の奥にあります。
さて。本殿の西側にある明神鳥居をくぐって、ここから千本鳥居を目指していきます。本殿から千本鳥居までは、約 5 分程度で到着できます。
道中に洗われる、上末社「長者社(左)・荷田社(中央)・五社相殿(右)」はいずれも重要文化財です。
上末社も非常に色鮮やかで美しいです。この辺りにくると緑も多く、朱色とのコントラストがとても綺麗です。
階段を上りつつ、もう一つ鳥居をくぐります。
道中は階段が続きますが、さほど大変ではなく、周囲の雰囲気が良いので足が進みます。
千本鳥居の入口に到着しました。
千本鳥居に並ぶ鳥居は、巨大なものから人の背の高さくらいのものまで様々ですが、特に入口付近は巨大な鳥居が並んでいるため、初手から圧巻の握力です。
千本鳥居は、途中で二手に分かれており、往路は右、復路は左。つまりは右側通行になっています。
千本鳥居は本当に幻想的です。周囲の雰囲気も相まって、このトンネルの先はどこか別の世界に通じてるのではないかという気分になります。
この鳥居の先ははたして現実世界でしょうか。
千本鳥居を抜けると、奥社奉拝所(おくしゃほうはいじょ)があります。トイレ休憩もここでできます。
ここから先は「お山巡りルート」といって、山頂を目指すルートです。冒頭で伝えた通り、体力が必要なルートになっています。
お山巡りルートがどんなところか知りたい場合は以下の記事で紹介しています。
お山巡りルートについて詳しく見る
さて、ミニマムの観光ルートはここまでです。あとは来た道を引き返します。
JR 稲荷駅の構内は、伏見稲荷大社のように柱が朱色で統一されていて可愛いのも特徴です。伏見稲荷大社に行くなら、このユニークな構内も是非見てみてください。
伏見稲荷大社の入口から千本鳥居までを往復する、ミニマムの観光ルートを紹介しました。
伏見稲荷大社のクライマックスはやはり千本鳥居です。千本鳥居をくぐっていると本当に別の世界に通じてしまいそうな感覚を覚えるくらいに不思議な雰囲気を感じられるところでした。これが神秘を感じるということですね。
ちなみに千本鳥居は奥社奉拝所以降も続いており、密集度に違いはあれど、稲荷山の頂上まで続いています。登るのは大変ですが、山中では森の深緑と朱色の鳥居のコントラストが最高ですので、体力に自信のあるひとにはおすすめです。
とても広い伏見稲荷大社。ポイントを抑えて、見たいもの、感じたいものを漏れなく観光できる手助けになれたらうれしいです。
伏見稲荷大社の見どころの全貌を知りたい場合は次の記事もチェックしてみてくださいね。
伏見稲荷大社の見どころの全貌について詳しく見る