清水寺の見どころ完全ガイド|舞台だけじゃない!圧倒的な美しさに息をのむ8つの魅力

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清水寺の見どころ完全ガイド|舞台だけじゃない!圧倒的な美しさに息をのむ8つの魅力

圧巻の美しさに出会う、清水寺の魅力と歩き方を紹介します

京都を代表する観光地「清水寺」。世界遺産にも登録されているこの古刹は、「清水の舞台」のイメージが特に強いかもしれません。けれども、実際に歩いてみると、それだけにとどまらない美しさや体験が随所に広がっています。

圧倒的な景色に心を奪われる瞬間、静けさと祈りに包まれる空間、そして歩を進めるたびに出会える絶景やご利益。

本記事では、清水寺の主要スポットをはじめ、実際の参拝ルートや季節ごとの魅力、そして歴史や文化背景までを丁寧にご紹介します。清水寺を訪れる前にぜひご一読いただき、より深く楽しんでいただければ幸いです。

清水寺

清水寺 本堂

清水寺は、京都市東山区に位置する歴史ある寺院で、日本を代表する観光名所のひとつです。音羽山の中腹に建ち、清水の舞台をはじめとする壮麗な伽藍と自然が調和した景観で、年間を通して多くの参拝者や観光客を魅了しています。1994年には「古都京都の文化財」としてユネスコ世界遺産に登録され、国内外から高く評価されています。

参拝時間
6:00 〜 18:00 (夜間特別拝観時は 21:30 まで)
お守りや御朱印 8:00 〜
定休日
年中無休
電話番号
075-551-1234
公式サイト
https://www.kiyomizudera.or.jp/
アクセス
京都駅から市バスで約 15 分「五条坂」または「清水道」下車、徒歩 10 分
所在地
〒605-0862 京都府京都市東山区清水 1-294

清水寺のハイライト8選|ここは絶対に外せない!息をのむ絶景と感動のスポット

京都に数ある観光名所の中でも、清水寺ほど多彩な魅力にあふれた場所はそう多くありません。ここでは、清水寺を訪れたらぜひ立ち寄ってほしい見どころを8つ厳選してご紹介します。

本堂(清水の舞台)

本堂

清水寺を象徴する「清水の舞台」は、訪れる人すべてを圧倒する存在です。釘を一本も使わずに建てられた、独特な構造「懸造(かけづくり)」によって、舞台は本堂から大きくせり出し、地上13メートルの高さから京都の街並みを一望できます。

清水の舞台

清水の舞台

舞台に立った瞬間、視界いっぱいに広がる景色とその開放感に、思わず息をのむことでしょう。眼下には木々が生い茂り、遠くには街並みが連なり、清水寺ならではのスケール感と荘厳さが感じられます。

清水の舞台は、「ここに立つ」という体験そのものが記憶に残る特別な空間です。

清水の舞台

音羽の瀧

音羽の瀧

清水寺の名前の由来にもなった「音羽の瀧」は、奥の院の真下に位置する場所にあります。多くの参拝客が訪れる人気スポットで、日中は行列ができることもありますが、それでもなお神聖な空気が漂う場所です。古くから“清らかな水”として信仰されてきたこの瀧は、今もなお多くの参拝者に大切にされています。

水は 3 本に分かれており、それぞれ「学業成就」「恋愛成就」「延命長寿」のご利益があるとされます。訪れた人はそのうち一つを選び、柄杓で水をすくっていただくことで、願いを込めるというのが清水寺ならではの体験です。

音羽の瀧

奥の院・阿弥陀堂

本堂からさらに奥へと進むと、「奥の院」と「阿弥陀堂」が現れます。

奥の院

奥の院の舞台に立てば、正面に本堂を、そしてその下に広がる京都の景色を一望できます。清水の舞台全体を真正面から眺められるこの視点は、まさに清水寺を象徴する一枚を撮るための絶好のスポットです。

奥の院からの眺望

すぐそばの阿弥陀堂は、阿弥陀如来を本尊とするお堂で、穏やかな祈りの場。人々が静かに手を合わせる姿が印象的で、にぎやかな境内の中でほっと一息つける場所でもあります。

奥の院

地主神社

地主神社

本堂のすぐ隣に建つ「地主神社(じしゅじんじゃ)」は、縁結びのご利益で知られる人気の神社です。特に若い参拝者やカップル、外国人観光客で常ににぎわい、清水寺とはまた違った雰囲気に包まれています。

境内の中央にある「恋占いの石」は、目を閉じたまま石から石へ無事にたどり着ければ恋が叶うというもので、多くの人が挑戦する名物スポット。友人に導いてもらえば“縁は誰かの助けで結ばれる”とも言われており、周囲からも温かなまなざしが送られます。

恋占いの石

神社としての歴史も深く、地主神社は古来より良縁・家庭円満・厄除けなど多くのご利益があると信仰されてきました。可愛らしいお守りや恋みくじも充実しており、自分用にもお土産にもぴったりですよ。

子安塔

子安塔

清水寺の境内でも最も奥まった高台に佇む「子安塔(こやすのとう)」は、安産祈願のご利益で知られる三重塔です。ひっそりとした山道を抜けた先に現れるこの塔は、喧騒から少し離れた場所にあり、静かで落ち着いた時間が流れています。

子安塔

塔の前に立つと、清水の舞台や三重塔など清水寺の風景が広がり、その眺めはまさに絶景。写真撮影スポットとしても知られており、歩いた人だけが味わえるご褒美のような場所です。

子安塔からの眺望

三重塔

三重塔

清水寺の境内に入り、参道を進むとまず目に入るのが、鮮やかな朱色の「三重塔」です。高さおよそ31メートル、室町時代に再建されたこの塔は、その美しい姿で訪れる人々を出迎えてくれます。

空に向かってすらりと伸びる三層の屋根と、彩り豊かな朱塗りの外観が、背後の緑や空の青と絶妙に調和し、清水寺の景観を象徴する存在となっています。

三重塔

歴史ある伽藍のひとつとして、信仰の対象であると同時に、写真映えするビュースポットとしても人気。訪れたらまず目に留まる、印象的なランドマークです。

仁王門

仁王門

清水寺への参道を上りきったとき、最初に目に飛び込んでくるのが「仁王門(におうもん)」です。高さ約10メートル、鮮やかな朱色の門は堂々たる姿で、訪れる人々を静かに、しかし力強く迎えてくれます。

両脇には迫力ある金剛力士像が立ち、清水寺の表玄関として古くから信仰の場の結界を守ってきました。門の背後には三重塔が控え、石段とともに構成される風景は、まさに京都らしさを感じさせる情景そのもの。

仁王門

カメラを構える人が絶えない人気の撮影スポットではありますが、ひとしきり撮影を終えたら、ぜひ一度立ち止まってじっくり見上げてみてください。清水寺の長い歴史に守られてきた門構えは、ただ美しいだけでなく、信仰の厚みを感じられると思います。

西門

西門

仁王門をくぐり、さらに進んでいくと現れる「西門」は、清水寺の境内の中でも特に夕日の美しさで知られるスポットです。西門からの眺めは、夕方になると、太陽が西の空に沈む瞬間、清水寺の建物と京都の街並みが柔らかな光に包まれます。まるで絵画のような風景が広がり、写真撮影にも絶好の場所です。

西門から夕日を臨む景色

また、西門は「日想観(にっそうかん)」の聖地としても有名です。日想観は、仏教の修行法のひとつで、西の空に沈む太陽を見つめることで極楽浄土を観想する修行です。清水寺を訪れる多くの参拝者は、ここから見える美しい夕陽を見つめることで、心を落ち着け、仏教の教えを感じるひとときを過ごします。

この美しい景色は、夕日が西門の背後の山々を照らし、清水寺の壮麗な建築と相まって、静けさとともに感動的な雰囲気を作り出します。訪れる時間帯によってその表情は大きく変わり、昼間の活気とはまた異なる、落ち着いた美しさを感じることができますよ。

清水寺の見どころをめぐる基本ルート

清水寺順路マップ

清水寺を訪れると、自然と誘われるようにこの順路で境内を巡ることになります。仁王門から始まり、参道を進むごとに次々と現れる歴史ある建物や絶景。見どころは点ではなく、線でつながるように配置されていて、歩くほどに感動が積み重なっていくのが特徴です。順路を示す案内板もところどころに設置されていますので、迷わずに巡れます。

それぞれの場所で立ち止まり、見上げ、振り返りながら、ぜひこのルートをたどってみてください。

  1. 仁王門:参道を登りきると目の前に現れる、清水寺の表玄関
  2. 西門:ここから臨む京都の街並みが絶景
  3. 三重塔:鮮やかな朱色の塔が右手に現れ、旅の高揚感が一気に高まります
  4. 本堂(清水の舞台):京都を一望する舞台で、清水寺最大の見どころ
  5. 地主神社:縁結びの神様にお参りし、恋占いの石で運試し
  6. 奥の院・阿弥陀堂:舞台全体を見渡せる絶好のビュースポット
  7. 子安塔:少し足を伸ばして訪れる、静けさと眺望の隠れた名所
  8. 音羽の瀧:最後は清らかな水に手を合わせて、旅を締めくくり

季節ごとに変わる絶景|清水寺の四季が生み出す美しさ

春の清水寺

清水寺は一年を通じて、まったく異なる表情を見せてくれる特別な場所です。春には満開の桜が境内を彩り(3月後半 〜 4月初旬)、本堂の舞台をやわらかく包み込みます。夏には新緑が鮮やかに生い茂り、木陰に吹く風や水音が涼しさを運んできます。

夏の清水寺

秋になると紅葉が境内を深紅に染め上げ(11月中旬 〜 12月初旬)、歴史ある伽藍とあいまって壮麗な景観を生み出します。やがて訪れる冬には、雪化粧をまとった本堂や三重塔が凛とした静寂に包まれ、厳かで神秘的な雰囲気に。

秋の清水寺

冬の清水寺

季節ごとの色彩が、清水寺の佇まいにそっと寄り添いながら、その魅力をさらに引き立ててくれます。

夜にしか見られない絶景!清水寺の幻想的ライトアップ体験

春・夏・秋には期間限定で夜間特別拝観が行われ、境内が幻想的にライトアップされます。舞台や三重塔がやわらかな光に照らされ、昼間とはまったく異なる静謐で神秘的な世界が広がります。

本堂ライトアップ

三重塔ライトアップ

2025年のライトアップ日程は以下のとおりです。

  • :3月25日~4月3日
  • :8月14日〜16日(千日詣り/本堂内々陣特別拝観)
  • :11月22日〜12月7日

期間中は拝観時間が 21:30 まで延長されます。

参拝の前後も楽しもう!清水坂・産寧坂・二寧坂の歩き方

清水坂

清水寺への参道にあたる「清水坂」、そしてそこから続く「産寧坂(さんねいざか)」や「二寧坂(にねいざか)」は、石畳と町家が連なる情緒あふれる散策スポットです。京の風情を感じながら歩くこの道は、参拝とはまた異なる楽しみを与えてくれます。

通りには、京漬物や八つ橋などの定番土産に加え、抹茶スイーツやお団子を味わえる和カフェ、清水焼や手仕事の雑貨店などが立ち並び、ついつい足を止めたくなるお店ばかり。にぎやかな店先をのぞきながらゆるやかな坂道を歩く時間は、清水寺の余韻をじっくりと味わわせてくれる特別なひとときです。

清水坂周辺の通りについては、以下の記事で詳しく紹介していますのでご覧になってみてくださいね。

清水坂周辺の通りについて詳しく見る

清水寺の歴史と文化的背景

清水寺 出典元: 貞信『都名所之内 音羽山清水寺』. 国立国会図書館デジタルコレクション

清水寺の歴史は、奈良時代の778年にはじまります。修行をしていたお坊さん・延鎮(えんちん)が、音羽山で湧き出る清らかな水を見つけ、その場所に観音さまのお堂を建てたのが始まりとされています。

そのあと、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)という武将がこの地を訪れ、延鎮の教えに心を打たれ、お寺の建物を寄進しました。坂上田村麻呂は、平安時代のはじめに活躍した歴史上の有名な人物です。

清水寺のご本尊は「十一面千手観音菩薩(じゅういちめんせんじゅかんのんぼさつ)」という仏さまです。たくさんの手と顔を持ち、あらゆる人の苦しみに手を差し伸べるといわれていて、やさしさと慈しみにあふれた存在です。この仏さまは「秘仏(ひぶつ)」とされているため、普段は目にすることができませんが、多くの参拝者の心の支えとなっています。

現在、清水寺は「北法相宗(きたほっそうしゅう)」という宗派の本山で、全国からたくさんの人が訪れる人気のお寺です。1994年には「古都京都の文化財」のひとつとして、ユネスコの世界遺産にも登録され、世界中から注目されています。

清水寺は見どころ満載!歴史と美しさが詰まった名所

今回紹介した 7 つのスポットは、どれも清水寺を象徴する存在であり、それぞれが歴史的・文化的な価値を持ち、清水寺の魅力を立体的に感じられる構成となっています。

千年以上の歴史が刻まれた伽藍、そして四季折々に表情を変える自然が見事に調和し、多くの人で賑わうなかでも、その魅力は確かに感じ取ることができます。手を合わせる人々の姿や、ひとつひとつの建築が語る歴史が、清水寺の奥深さを静かに物語ってくれます。

本堂通路

季節や時間帯によってその姿を変える清水寺は、何度訪れても新たな発見と出会える場所です。その豊かな魅力に、あなたもぜひ触れてみてください。

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