
- 【現地レポート】清水寺のすぐ近く!美しい古都京都の風景を楽しめるおすすめ散策コース
- 清水寺周辺の一念坂・二寧坂・産寧坂を巡る散策コースをたくさんの現地写真で紹介!古都京都の風情ある街並みと、おすすめグルメ「とうふまんじゅう」も。タイムスリップしたような古都の雰囲気を手軽に楽しめる観光プランです。
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あなたが思い描く「美しい古都京都の風景」とは、どんな景色でしょうか。石畳の道に、黒塀の町家。軒先には風に揺れる暖簾、どこからか漂うお香や抹茶の香り。そしてその先に続く、歴史ある寺院。
そんな“古都京都”のイメージそのものが、実際に歩ける道として残されている場所があります。
それが、一年坂・二年坂・三年坂です。
清水寺へと続くこの 3 つの小道では、まさに誰もが心の中で思い描く、“あの京都の風景”を楽しむことができます。
この記事では、京都の街歩きでもっとも“古都京都らしい風景”に出会えるこの道の魅力と、どこをどう歩けばその情緒を最大限に味わえるのかを、丁寧にご紹介していきます。
この記事で紹介する「一年坂・二年坂・三年坂・八坂通り」は、実際にはひと続きの道としてつながっており、清水寺に行く際の散策コースとして、清水寺観光と一緒に楽しむことができます。まずはこれらの位置関係から把握しておきましょう。
ほとんどのひとが清水坂のみを通って清水坂へ行きます。最短距離のためそれでも良いのですが、美しい古都京都の風景に出会いたいのなら、これから紹介する通りを散策しつつ清水坂へ向かうのがおすすめです。
高台寺や八坂神社の方面から歩き始めると、最初に現れるのが一念坂(一年坂)です。100m にも満たない小さな小道で、観光客が比較的少なく、ゆったりとした時間を楽しめるのが魅力です。
名前の由来にはいくつか説がありますが、有力なのは「二年坂の手前にあることから“一年”とされた」というもの。そして「一年」ではなく「一念」と表記されたのは、清水寺のご利益を“念ずる”坂道としての意味合いが込められているからだとされています。
1992 年に整備された比較的新しい通りでありながら、石畳の風景や町家の佇まいがまるで昔からそこにあったかのような、深い風情を漂わせています。
一念坂には、職人技が光る伝統工芸店「くらふと一寧坂」や、築 100 年を超える町屋を改装した落ち着いたカフェ「362 Cafe」などが並び、静かながらも京都の文化をじっくりと味わえるエリアです。金網づくりの老舗「金網つじ」など、ここでしか出会えない店もあり、思わず足を止めて見入ってしまうような、京都の奥深さがそこにあります。
二年坂(二寧坂)は、石畳の道が続き、両側には町家を活かした和雑貨店や甘味処、センスの良いカフェが軒を連ね、どこを見ても“京都らしさ”が感じられる華やかな通りです。一年坂と合流しています。
二寧坂の名前の由来には、いくつかの説があります。ひとつは、和暦である大同 2 年(西暦807年)にこの坂が整備されたことにちなむというもの。もうひとつは、産寧坂の下に位置することから「二寧(二年)坂」と呼ばれるようになったとする説です。
この坂は、一歩ごとにシャッターを切りたくなるような景色の連続。着物や浴衣姿の観光客がゆっくりと歩く様子も絵になり、町家の佇まいとのコントラストが一層京都らしい風情を演出しています。
気になる雑貨店にふらっと立ち寄ったり、抹茶スイーツでひと休みしたり。旅の途中で“寄り道を楽しむ”という醍醐味が、この坂には詰まっています。
三年坂(産寧坂)は、ゆるやかなカーブを描く石畳の道が、町家の連なる景観とともに美しい曲線をつくり、ついカメラを向けたくなる風景が続きます。土産物店や甘味処、工芸品の店なども多く、散策をより楽しいものにしてくれるエリアです。二寧坂と合流しています。
産寧坂の名前の由来には諸説ありますが、有力なのは「安産祈願」にまつわる説です。豊臣秀吉の妻・ねね(北政所)が、高台寺に居を構えた際、子どもの誕生を願ってこの坂を上がり清水寺に参拝していたことから、「産」みを「念」じて参る坂、すなわち「産寧坂(さんねんざか)」と呼ばれるようになったと伝えられています。
石畳と町家が織りなす景観は、まさに京都のイメージそのもので、多くの観光客が写真に収めていきます。
目に映るすべてが旅の一コマになるような、そんな場所が三年坂です。石畳を踏みしめながら歩くこの坂道には、古都・京都を肌で感じられるような、しみじみとした味わいがあります。
産寧坂の散策を終えたら、ぜひ立ち寄ってほしいのが八坂通りです。東山の町並みを東西に貫くこの石畳の通りは、正面にそびえる法観寺の五重塔、通称「八坂の塔」を中心に、まるで絵画のような風景が広がります。
道の両側には町家を活かした雑貨店や甘味処、センスの良いカフェが点在し、歩くだけで気分が高まる場所。中でも人気なのが、八坂の塔を背景にした写真スポット。通りのゆるやかな傾斜と建物の配置が絶妙で、「振り返ると五重塔」という構図は観光パンフレットや SNS でもよく見かける、まさに“京都のアイコン”的風景です。
通り自体は坂道ではないため、散策しやすいのも魅力。産寧坂のにぎわいから少し離れ、落ち着いた雰囲気の中で京都らしさを再確認できるエリアです。特に朝や夕暮れ時は人通りも少なく、より一層情緒が引き立ちます。
八坂通りは、産寧坂の延長線上にある通りで、産寧坂から(二寧坂へは行かず)ずっと下っていくと、その通りは「八坂通り」へと名前を変えます。
産寧坂とあわせて訪れることで、古都の美しさをより味わうことができますよ。
ここまで紹介してきた一年坂・二年坂・三年坂は、それぞれに異なる表情を持ちながら、一本の道としてつながっています。歩いてこそ、その変化や魅力がじわじわと感じられるコースです。
おすすめは、一年坂からスタートし、清水寺をゴールにするルート。まるで物語のように、静けさからにぎわいへと景色が移ろい、古都・京都の美しさが徐々に深まっていく感覚が味わえます。
そして帰り道は八坂通りを通って、写真映えスポットで記念写真を撮りましょう。これが清水寺へ行く際の完璧な散策コースです。
一年坂・二年坂・三年坂と、「坂」がついていますが、坂道とはいえ急な登りは少なく、平坦な道も多いです。道もよく整備されているので、着物レンタルで散策しても安心して楽しめます。歩くたびに目に映る風景が変わり、自然と気分も高まっていく、そんなおすすめの散策路です。
「京都の美しい古都の街並みを歩いてみたい」
そう思った私は訪問前に調べましたが、残念ながらその答えにはたどり着けませんでした。
しかし実際に京都へ足を運び、この通りを見つけました。風情のある街並み、華やかな賑わい、静寂の町家。今、ここが古都京都の美しい街並みを最も楽しめる場所であると自信を持っておすすめしています。
歩かなければ気づけない「美しき古都京都の風景」が、ここにはあります。
一年坂・二年坂・三年坂は、それぞれに個性と歴史を持つ道ですが、3 つをつなげて歩くことで、まさに“古都・京都の情景”がひとつにつながっていきます。
京都へ行くなら、是非この一念坂、二寧坂、産寧坂、そして八坂通りを歩いてみてください。