
- 錦帯橋まるわかり完全ガイド2025|世界が認めた奇跡の絶景橋!アクセス・見どころ・おすすめ時期を徹底解説
- 【2025年最新】錦帯橋の見どころとアクセスを完全ガイド。一本の釘も使わない伝統技術が生んだ世界遺産候補の絶景橋を、アクセス・見どころ・四季の魅力とともに徹底解説。定番スポットからグルメまで。
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山口県岩国市は、錦帯橋をはじめとした歴史ある建造物と、美しい自然が調和する小さな城下町です。
この記事では、そんな岩国の魅力をぎゅっと凝縮して半日で巡る観光モデルコースをご紹介します。
歴史ある美しい橋、山頂からの絶景、武士の魂が息づく文化、郷土料理と、歩いて・見て・食べて楽しい充実した内容となっています。
初めて訪れる方も、再訪で新しい魅力を探したい方も、ぜひ岩国の街歩きの参考にしていただけたら幸いです。
この半日コースは、実際の移動時間や効率の良い訪問順を意識して構成されています。美しい景色、わくわくするような体験、そして地元の味を楽しめるグルメも。岩国の魅力を短時間でぎゅっと楽しめる内容になっています。
錦帯橋は、岩国市の象徴ともいえる木造のアーチ橋で、1673年の架橋以来、幾度もの改修を経て現在の姿に至っています。五連の美しいアーチが連なる姿は、川面や山々と調和し、写真映えするスポットとしても人気です。
橋脚には釘を使わない伝統工法が用いられており、職人の技術の粋が込められているのも見どころのひとつ。橋の上を歩くだけでなく、河原から見上げる構図もおすすめです。
錦帯橋の見どころについて詳しく見る
錦帯橋を渡った先に広がる吉香公園は、かつて岩国藩主・吉川家の居館跡を整備して造られた、緑豊かな城下町の公園です。園内には四季折々の花が咲き、落ち着いた雰囲気の中でのんびりと散策を楽しむことができます。
公園内には、藩校の歴史を伝える岩国高校記念館や、江戸時代の武家屋敷を移築した旧目加田家住宅などの文化財が点在し、歴史的な背景を感じながら歩くことができます。
また、中央には大きな噴水があり、太陽の光に反射する水しぶきが幻想的。さらには、錦帯橋の構造を再現した「錦帯橋実験橋」もあり、伝統工法の仕組みを間近で観察できるのも見どころのひとつです。
錦帯橋と岩国城を巡る前後に、歴史や文化にふれながら静かな自然の中を歩く、穏やかなひとときを楽しめます。
名称 | 吉香公園(きっこうこうえん) |
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所在地 | 山口県岩国市横山2-6-51 |
公式サイト | https://kankou.iwakuni-city.net/kikkoukouen.html |
岩国シロヘビの館は、岩国市の天然記念物「シロヘビ」について学べる展示施設です。シロヘビはアルビノ化したアオダイショウの変異個体で、白く輝く姿から「神の使い」や「幸運の象徴」とされ、古くから地域で大切に守られてきました。
館内では実際のシロヘビを間近で観察できるだけでなく、その生態や歴史、信仰の対象としての背景まで、映像やパネル展示を通してわかりやすく学ぶことができます。ガラス越しではありますが、独特の神秘的な存在感を楽しんでみてください。
岩国ならではの文化にふれられる、個性豊かな観光スポットのひとつです。吉香公園の敷地内にありますので、公園散策と併せて楽しめます。
名称 | 岩国シロヘビの館 |
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営業時間 | 9:00 ~ 17:00 |
定休日 | 年中無休 |
所在地 | 山口県岩国市横山2-6-52 |
公式サイト | https://shirohebi.info/ |
柏原美術館は、岩国藩主・吉川家ゆかりの武具や書画を中心に展示する、美術と歴史の資料館です。館内には、江戸時代の甲冑や刀剣、武士たちの書や絵画など、武家文化の息づかいが感じられる貴重な品々が並びます。
ひとつひとつの展示物には重みがあり、落ち着いた空間の中でじっくりと見入ることができます。戦国から江戸へと続く時代の空気を感じながら、侍たちの精神に思いを馳せる時間を過ごせる場所です。
歴史好きな方はもちろん、静かな美術館の雰囲気に浸りたい方にもおすすめです。こちらも吉香公園の敷地内にあります。岩国城へアクセスするためのロープウェー乗り場の隣りにありますので、岩国城と併せて訪問可能です。
名称 | 柏原美術館 |
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営業時間 | [3-11月] 9:00 ~ 17:00 [12-2月] 9:00 ~ 16:00 |
定休日 | 火曜日 |
所在地 | 山口県岩国市横山2-10-27 |
公式サイト | https://kashiwabara-museum.jp/ |
X | @kashiwabaramsm |
標高約 200m, 城山の山頂に建つ岩国城は、初代岩国藩主・吉川広家によって 1608 年に築かれた山城です。現在の天守は 1962 年に復元されたもので、往時の姿を再現しながら、内部は資料館として公開されています。
柏原美術館の脇にあるロープウェーを使えば、山頂までわずか 3 分。山上からは錦帯橋や岩国の街並み、晴れた日には瀬戸内海まで見渡せる絶景が広がります。
天守内では刀剣や甲冑、古文書など、吉川家ゆかりの品々が展示されており、戦国から江戸時代にかけての歴史にふれることができます。景色と歴史の両方を味わえる、岩国観光のハイライトともいえるスポットです。
名称 | 岩国城(いわくにじょう) |
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営業時間 | 9:00 ~ 16:45 |
定休日 | 年中無休 |
所在地 | 山口県岩国市横山3 |
公式サイト | https://kankou.iwakuni-city.net/iwakunijyo.html |
観光の途中で少し足をとめて、岩国ならではの味を楽しんでみるのも旅の楽しみのひとつです。このエリアには、しっかりと食事ができるお店から、気軽に立ち寄れる食べ歩きグルメまで、さまざまな選択肢があります。
山口県の郷土料理である「瓦そば」は、熱々の瓦の上に茶そばや具材を乗せ、特製のつゆで味わう、ご当地ならではの一品。パリッと焼けたそばの香ばしさと独特の食感が楽しめます。
岩国に来たらぜひ食べたい有名グルメといえば「岩国寿司」。岩国を代表する郷土料理で、押し寿司の一種です。大きな木枠にごはんと具材を何層にも重ねて作り、見た目がとても華やか。祝い事や祭りのときに食べられてきました。
また、岩国はれんこんの名産地としても知られています。特徴は、穴が通常よりも多くて細かく「九穴の蓮根(くけつのれんこん)」と呼ばれることも。食べ歩きなら「れんこんコロッケ」や「れんこんチップス」が人気です。
甘いものが欲しくなったら、種類豊富なソフトクリームや、雰囲気の良いカフェでの休憩もおすすめ。観光とグルメをバランスよく楽しめるのも、岩国観光の魅力のひとつです。
ここまでのコースの付近にあり、さらに岩国を楽しめる観光スポットをご紹介します。
季節限定の景色や、ゆったりと風情を味わえる体験など、更に岩国を楽しめる観光スポットですので、時間に余裕があればぜひ組み入れてみてください。
吉香/城山花菖蒲園は、岩国の季節限定の魅力を楽しめるスポットです。吉香花菖蒲園、城山花菖蒲園と 2 箇所の花菖蒲園があり、それぞれはどちらも吉香公園のすぐ近くです。(両園ともに入園無料)
6 月初旬から中旬にかけて見頃を迎える花菖蒲は、両園あわせて 140 種類・11 万本。見渡す限りに広がる紫や白の花が風に揺れる様は、まるで絵画の中に居るような光景を目の当たりにできます。
また、城山花菖蒲園内には手入れの行き届いた日本庭園もあり、和の趣を感じながら過ごせるのも魅力のひとつ。日本の伝統美に触れられる絶好のスポットです。
名称 | 吉香花菖蒲園(きっこうはなしょうぶえん) | 城山花菖蒲園(しろやまはなしょうぶえん) |
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所在地 | 山口県岩国市横山2-4 | 山口県岩国市横山3-1-20 |
公式サイト | https://kankou.iwakuni-city.net/shobuen.html |
錦帯橋遊覧船は、錦川のゆったりとした流れに身をゆだねながら、錦帯橋とその周辺の美しい風景を水上から楽しめる体験型アクティビティです。乗船時間は約20分と気軽に楽しめる長さで、観光の合間にも組み込みやすいのが魅力です。
春には「さくら遊覧船」が運航され、川沿いに咲く桜や菜の花と錦帯橋のコントラストが楽しめます。ピンクと黄色に彩られた景色の中をゆっくり進む船は、まさに岩国の春を代表する風物詩です。
一方、秋には「もみじ遊覧船」が登場し、紅葉に染まる山々と錦帯橋が織りなす落ち着いた風景を満喫できます。どちらの季節も水上からしか見られない特別な風景を楽しむことができ、岩国や錦帯橋をもう一段充実できるアクティビティになっています。
静かな水音に包まれながら、錦帯橋の美しさを改めて実感できるおすすめの体験です。
名称 | 錦帯橋遊覧船 |
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営業時間 | 11:00 ~ 17:00 |
乗船場所在地 | 山口県岩国市横山2-3 |
公式サイト | 遊覧のご案内 | 錦帯橋の鵜飼 |
インスタグラム | @iwakuni2877 |
モデルコースを元に、午前中から効率よく岩国をめぐるスケジュールをご紹介します。観光スポットの見学時間や移動時間も考慮しており、旅のプラン作成の参考にしていただけます。
時間 | スポット | 所要時間 | 備考 |
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9:30 | 錦帯橋 | 20分 | (往路)日本三名橋を眺めて渡って |
9:50 | 吉香公園 | 15分 | 歴史建造物・大噴水をゆったり散策 |
10:05 | 岩国シロヘビの館 | 30分 | 日本では岩国にしか存在しない幸運の白蛇に出会う |
10:40 | 柏原美術館 | 30分 | 美しき甲冑や刀剣の展示 |
11:15 | ロープウェー 〜 岩国城 | 60分 | 岩国城と山頂からの絶景 |
12:30 | ランチ・食べ歩き | 40分 | 瓦そばや岩国寿司に舌鼓。食べ歩きも可能 |
13:10 | 錦帯橋 | 5分 | (復路)錦帯橋を渡ってバスターミナルへ |
13:20 | バスで岩国駅へ | 約20分 | 錦帯橋バスターミナルより乗車 |
13:50 | 岩国駅到着 | そのまま宮島や広島市内への移動に便利 |
天候や体調、その日の目的に応じて順番を入れ替えるなど、柔軟にアレンジしてお楽しみください。
なお、岩国錦帯橋空港からこの観光コースを開始するなら、羽田空港発 631 便(朝一番の便)に乗るとこの旅程で巡れます。
歴史ある名橋・錦帯橋をはじめ、自然、文化、郷土料理がバランスよく楽しめる岩国市の半日観光コース。
今回紹介したスポットは全て、錦帯橋を始点として、小さな岩国城下町の中にぎゅっと詰まっています。錦帯橋バスターミナルに降り立てば、そこからは全て徒歩移動のみで巡れる利便性の高い観光コースになっています。
短時間でも充実した観光ができるので、世界遺産「厳島神社」のある宮島や、広島市内の観光との組み合わせもしやすく、旅の選択肢を広げてくれます。
どこを切り取っても岩国らしさを感じられる、魅力あふれる半日コースです。岩国でしか出会えない風景や文化を、ぜひこの旅で味わってみてください。