【保存版】軍艦島上陸ツアーの全貌をレポート!感動の島内探索と見どころを徹底ガイド

【保存版】軍艦島上陸ツアーの全貌をレポート!感動の島内探索と見どころを徹底ガイド

軍艦島ツアークルーズ体験記|迫力の軍艦島上陸と島内見学を徹底レポート!

軍艦島

軍艦島は長崎県長崎市にある無人島で、正式名称を端島といいます。1810 年に海底炭鉱の採掘が始まり、島内には最盛期には 5000 人以上が暮らしていました。しかし 1974 年に炭鉱が閉山されたことで島民は皆引っ越し、軍艦島は無人島となりました。現在は国内外から観光客が訪れる観光地となっています。

軍艦島には、当時の住居や学校、病院などの建物が残っており、島民の暮らしぶりを垣間見ることができます。廃墟となった無数の建物が立ち並ぶ不思議な光景は、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。

本記事では、軍艦島コンシェルジュが催行する軍艦島ツアークルーズに実際に参加して見聞きしたことを余すことなくレポートしています。全工程の所要時間やツアーの流れ、見どころ、クルーズ船の揺れ、上陸後の見学ルートなど、ツアー参加を検討中の方にとって役立つ情報が満載です。

実際に体験したからこその目線でわかりやすく解説。これを読めば軍艦島ツアークルーズの全容が把握できること間違いなしです。

ミステリアスな魅力に溢れる軍艦島。その魅力を堪能できる軍艦島ツアークルーズの詳細を、ぜひご覧ください。

大迫力の軍艦島ツアークルーズ!上陸して島内まで探索できる感動体験

端島へ行くために、ツアー会社は、軍艦島コンシェルジュを利用して、クルージングを楽しみつつ軍艦島に上陸し、観光します。

軍艦島へのアクセスは制限されており、ツアークルーズが一般的な訪問手段となっています。今回ご紹介する「軍艦島コンシェルジュ」のツアーは、クルージングを楽しみながら軍艦島の歴史や見どころを詳しく知ることができる内容です。快適な乗船環境と充実したガイドサービスが特徴で、初めて訪れる方でも安心して参加できます。

軍艦島の上陸ツアークルーズを提供している会社は、軍艦島コンシェルジュ以外にもあります。もし、軍艦島への行き方、軍艦島ツアークルーズのことについて知りたい場合は、以下の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。

軍艦島への行き方、軍艦島ツアークルーズについて詳しく見る

それではツアースタートです。

軍艦島ツアーの受付はここ!軍艦島デジタルミュージアムで手続きを済ませよう

🕛 12:50

今回参加するのは 2 便 13:40 〜 16:30 のツアーです。遅くても 30 分前には受付に来ると、手続きや乗船場所までの移動も含めて余裕が持てます。

軍艦島コンシェルジュの受付は「軍艦島デジタルミュージアム」で行います。

https://www.gunkanjima-museum.jp/

路面電車で向かう場合は、長崎電軌 5 系統 大浦天主堂駅で下車して徒歩 3 分です。

大浦天主堂駅から軍艦島デジタルミュージアムまでの徒歩経路

軍艦島デジタルミュージアムの入口を入るとすぐに受付があります。

受付では、誓約書などを読み、そこにサインしたりと、いくつか行う手続きがあります。

誓約書は公式サイトからダウンロードできるので、予めサインを書いて持っていけば、受付はすぐに終わります。受付の混雑回避のためにも予め誓約書を用意しましょう。

ちなみに受付では、長崎カステラアイスが販売されています。アイスクリームをカステラでサンドしたお菓子ですが、美味しいのでぜひ食べてみてください。

長崎カステラアイス 長崎カステラアイス

長崎カステラアイスは、テレビ番組「マツコの知らない世界」の 2021 年 8 月 17 日 放送回「マツコの知らないアイスの世界」でも取り上げられていました。テレビでの紹介時も軍艦島コンシェルジュさんが諸々対応したんだそうです。

いよいよ軍艦島クルーズ出発!常磐ターミナルへ向かおう

🕛 12:55

受付が終わったら、集合場所である常磐ターミナルへ移動します。

軍艦島デジタルミュージアムから常磐ターミナルまでは、大浦海岸通りを歩き 5, 6 分かかります。

大浦海岸通り

常磐ターミナルに到着!快適な待合室でクルーズ出発を待とう

🕛 13:00

常磐ターミナル 常磐ターミナル

常磐ターミナルに着いたら、ツアー会社専用の待合室があるので、その中で乗船の案内があるまで待ちます。

待合室

待合室は冷暖房が効いているので快適に過ごせます。トイレや、ドリンクの自動販売機もあります。5 月〜 10 月にかけては、軍艦島は非常に暑いです。島内には日陰も無いため、水分補給が必須です。飲み物を持っていなければここで購入しておきましょう。

ワクワク高まる!定員 200 名の大型クルーザーに乗船開始

🕛 13:20

乗船時刻となりスタッフさんの案内で船に乗り込みます。

JUPITER(ジュピター)は、定員 200 名の大きなクルーザーです。

クルーザー

軍艦島への船旅がスタート!長崎港を出航し、絶景の航路を進む

🕛 13:40

出発時刻になりいよいよ出航です。軍艦島に到着するまでの航路にも、見どころが沢山あります。

長崎港

出航するとすぐに、造船所エリアがあります。

イージス艦

海上自衛隊の護衛艦やイージス艦がメンテナンスのために長崎港に停泊していることがあり、運が良ければお目にかかれます。

戦艦武蔵を作った時のドック

上の写真に映っているドックは、戦艦武蔵を作った時のものです。現在は稼働していませんが、当時のまま残っています。

巨大なクレーン

写真に映っているクレーンですが、中央の三菱のロゴのところ、白くなってる部分だけでテニスコート一面分くらいある非常に大きなクレーンになっています。

造船所エリアを過ぎたら女神大橋をくぐります

女神大橋

女神大橋をくぐりしばらく進むと、色々な島があって都度、スタッフさんが説明をしてくれます。

島は進行方向右側に出てくるので、島の写真を撮りたい場合は右側の席に座るのがおすすめです。

クルーザー

目の前に圧巻の光景が!近づくにつれ鮮明になる軍艦島の全貌

🕛 14:10

航行する事約 30 分、軍艦島が見えてきました。

軍艦島

シルエットが本当に軍艦のように見えます。

近づくにつれ鮮明になる軍艦島。

軍艦島

近くで見ればみるほどその雰囲気に圧倒されます。

軍艦島

軍艦島

これは 65 号棟アパート。映画「007 スカイフォール」にて、ディテールだけ使用されました。(映画スタッフが軍艦島にロケハンに来た際、ここで実際に撮影をするのは危険だということで、65号棟を再現したセットをつくり撮影。) 65号棟アパート

ツアークルーズでは、軍艦島に上陸する前に、島を一周してくれます。その迫力を肌で感じ、上陸への期待を高めましょう。

軍艦島

軍艦島

北側から見た軍艦島。住居棟が並ぶこちらがわの風景も圧巻です。

軍艦島

狭いスペースにすし詰めのアパート。かなり緻密な設計されたんだなと感じます。

軍艦島

軍艦島

軍艦島

軍艦島は、台風などの影響でどんどん劣化していっています。崩れてしまっている部分も多く、近い未来、危険で上陸できなくなるかもしれないといわれています。

軍艦島

ここで一旦、軍艦島から距離を取り、軍艦島全体をいい感じに写真に収められるスポットまで連れて行ってくれます。

全体を見る軍艦島の姿もまた圧巻です。

軍艦島

本当に、島全体が軍艦のように見えます。

軍艦島

遂に軍艦島上陸!歴史を肌で感じられる感動の瞬間

🕛 14:40

ドルフィン桟橋へ接岸し、いよいよ軍艦島へ上陸です。

ドルフィン桟橋

ドルフィン桟橋はとても丈夫です。上陸時も怖くありませんのでご安心ください。

ドルフィン桟橋

このコンクリートの壁も 100 年とか前のものなのかと思うとそれだけで感慨深いです。

ドルフィン桟橋

そして、目の前に広がる廃墟。

廃墟

これが実際に見る軍艦島。

迫力がとにかくすごいと思いました

ただの瓦礫の山とはとても思えません。

廃墟

廃墟

廃墟

廃墟

第一見学広場に到着、ガイドさんが周囲について案内してくれます。

ガイドさんは当時の写真とか図とかを見せながら当時の事について話してくれます 第一見学広場

見てわかる通り、日陰は一切ないので、暑い日に行くときは本当に対策が必須です。

こちらは第二見学広場。

第二見学広場

第三見学広場に向かう道では、もう廃墟の美も極まってきます。

ポツンと建つ仕上げ工場の廃墟の美。

廃墟

廃墟

廃墟

廃墟

仕上工場の裏手に回ると住居棟が見えるのですが、この朽ち果てた大きなコンクリートの塊が、当時の賑わっていた時間を離さずにいるような気がしてきて、どこか寂しい気持ちになります。

そして、最後の第三広場。ツアー参加者は皆、この雰囲気の中に溶けるように、静かにガイドさんの話に聞き入っていました。

第三広場

本記事はツアー行程がメインのため、軍艦島内部の詳細な紹介については割愛しています。

軍艦島の内部については、以下の記事をご参照ください。

軍艦島の内部や廃墟について詳しく見る

第三広場まで行ったら、船に引き返します。

軍艦島

乗船中と上陸後のガイドさんの案内があるおかげで、軍艦島の当時の様子などを知ることができました。

軍艦島は、言ってしまえばただの廃墟の塊なのかもしれません。でもそれでも、当時は炭鉱で稼ぐために、家族で移り住んできた人々の、夢や浪漫の詰まった島。

実際に上陸して、実際に自分の目で見て、そう感じました。

当時に想いを馳せずにいられない。廃墟の中には夢や思い出が沢山詰まっているんだって感じられる。そういう島でした。

軍艦島

一通り回って船に戻ってくる時には、なんだかとてもノスタルジックな気持ちになっていました。

モノクロームな感覚から一変、海は青々しい。

海

忘れられない思い出を胸に、軍艦島をあとにする

🕛 15:30

船は軍艦島を離れ、長崎港を目指します。

軍艦島

ジュピター号は行きも帰りもほとんど変な揺れもなく、スムーズに安定した走行で長崎港まで戻ってくれました。

感動の軍艦島ツアーも終盤!長崎港への帰港

🕛 16:20

常磐ターミナルに到着し、船を降りたらそのままツアーは終了、解散となります。

ツアー終了予定時刻は 16:30 でしたが、16:20 に解散しました。

ノスタルジックな気持ちに後ろ髪引かれる感じで、常磐ターミナルを跡にしました。

路面電車で移動する場合は、大浦海岸通駅が最も常磐ターミナルから近い駅です。

大浦海岸通駅

【まとめ】軍艦島ツアークルーズの見どころ・所要時間・おすすめポイントを総ざらい!

軍艦島コンシェルジュの軍艦島ツアークルーズに参加し、ツアーの全工程をお伝えしました。

工程と時間は以下です。

  • 12:50 受付
  • 12:55 常磐ターミナルへ移動(徒歩)
  • 13:00 常磐ターミナルに到着
  • 13:20 乗船
  • 13:40 出航
  • 14:10 軍艦島に到着
  • 14:40 軍艦島に上陸
  • 15:30 軍艦島から出航
  • 16:20 常磐ターミナルに帰港、解散

全工程で 3 時間 30 分かかりました。

軍艦島コンシェルジュのツアークルーズのポイントも以下にまとめます。

  • 船はほとんど揺れない。二階の外の席に座っていたけれど、それでもとても快適だった。
  • 乗船中は動画&解説で軍艦島に行くまでにたくさん軍艦島の事を知れたので、上陸してからより楽しめた。
  • 船内で凍らせたドリンクの販売もしていて、買い忘れた人も安心。
  • 軍艦島に上陸してからはトイレがないけれど、船内には複数のトイレがあるので、それも安心。
  • スタッフさんの年齢層は結構若めだったけど、気遣いも細やかで好感が持てた。
  • ガイドさんの説明はとてもわかり易かった。
  • 常磐ターミナルの待合室にはトイレ・自販機があった。(外に喫煙スペースも)

全工程を通して、快適で充実したツアーでした。

軍艦島観光は、ツアーが充実しているため、おすすめできます。長崎に旅行する際は、是非参加してみてください。ツアーへの参加方法は、以下で紹介しています。

軍艦島ツアークルーズの参加方法について詳しく見る

あなたの長崎旅行が充実しますように。私の経験が、あなたの観光計画を立てる参考になれば幸いです。

クルージング

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