- USJと海遊館をたった2分で無料移動!地元民しか知らない天保山渡船で行く大阪水上さんぽ
- 大阪のUSJと海遊館を最短2分で無料移動!地元民おすすめの天保山渡船で、ベイエリア観光を楽しく効率的に。大阪の歴史ある水上交通で、観光スポットを結ぶ穴場の移動手段を徹底解説。
水族館や遊園地のついでに!日本一低い山「天保山」に登ろう
登山道具や装備が一切不要で、「登る」という感覚すら無く登頂が完了する。それくらい低く、しかし国土地理院にきちんと山であると認められている山が大阪にあります。それが「天保山」。
天保山は、標高 4.53m。日本の地理を統括する「国土地理院」が作成している地形図にも山として掲載されており、日本では 1 番低い山として知られています。(厳密には日本で2番目に低い山)
海遊館、天保山大観覧車のすぐ近く。USJ からもアクセス可能
天保山は、大阪のベイエリアにある天保山公園の中にあります。海遊館や天保山大観覧車のすぐ近くにあって、観光のついでに徒歩で訪れられる場所にあります。
USJ からも、無料の連絡船を利用すれば船渡場から 2 分で来られますよ
天保山船渡場について詳しく見る
気がついたら頂上!?公園の見晴台よりも低い天保山
標高 4.53m 、天保山の山頂は、天保山公園の隅っこに突如として現れます。それはもう、公園の一モニュメントのような自然さでそこに三角点が立っています。
天保山公園には高台があって、見晴らしが良い場所があるのです。そこに住まう市民が憩えるとても良い公園として整備されています。
見晴台に上ればベンチがあって、素敵なハーバービューや天保山大観覧車を楽しめます。夜も間違いなく夜景が綺麗なスポット。
しかし天保山の頂上は、その見晴台を下りたところにあります。もはや「山の定義とは何なのか」を考えさせられます。
でも、それが良い。こんなユーモア溢れるスポットは、他にはありません。
天保山の歴史と日本一低い山の歩み
天保山の歴史は 19 世紀前半、1831 年にさかのぼります。
この年、大阪港の開発工事が行われ、川底から浚渫された土砂を積み上げて人工の山が形成されました。この山は、当時の年号である「天保」にちなみ、「天保山」と名付けられました。
当初、天保山は大阪港の一部として形成されましたが、地域住民の手によってその名が広まり、次第に地域の象徴となっていきました。19 世紀後半(明治時代)には、周辺が整備されて公園として一般に開放され、地元住民や観光客にとって憩いの場として親しまれるようになります。
20 世紀初頭(昭和時代)には、近隣に天保山渡船場が設置され、大阪港を行き交う人々や船で賑わいました。天保山は、港の景観とともに地域の重要なランドマークとしての地位を確立していきます。
天保山が「日本一低い山」として注目を集め始めたのは 21 世紀に入ってからです。もともと標高は約 20m ありましたが、長年の土地沈下や再測量による調査で、2006 年に標高 4.53m と記録され、国内最小の山として正式に認定されました。この記録が話題を呼び、現在では「登山」というユニークな体験を楽しむマニアックな観光客が世界中から訪れるようになっています。
なお、天保山公園の南側には商店街が広がっており、商店では天保山の登頂証明書がもらえます。(もらえるところともらえないところがあるため都度確認しましょう)
楽しいが一番!ついでに行こう、天保山
山頂どこかなって思いながら歩いていたら到着してしまい、山を登ったというよりは公園を散策した感覚で山頂に到着しました。でも、そこに設置されている山の看板が可愛くてほっこり。
大阪のベイエリアといったら、海遊館、天保山ハーバービレッジ、天保山大観覧車、そして USJ です。大阪万博2025の開催地もここベイエリアです。
ぜひこれらの観光スポットへ立ち寄るついでに訪れてみてください。大阪観光に「楽しい」をプラスワン!そして商店街で買い物をしつつ、登頂証明書をゲットしましょう。
知らないと通り過ぎてしまう隠れた名所「天保山」へ、是非足を運んでみてください。