- 新潟港佐渡汽船ターミナルから車でフェリーに乗船する手順
- 新潟港佐渡汽船ターミナルから車でフェリーに乗る手順を詳説。待機所への到着から乗船まで、写真付きで初心者にもわかりやすく解説。佐渡島観光の魅力も紹介。
佐渡島へのフェリー最終便は要注意?!その前に知っておきたいこと
佐渡金山が世界遺産に認定され、ますます盛り上がりを見せる佐渡島。そんな佐渡島へ行くには、新潟市内にある新潟港か、上越市にある直江津港から出ているフェリーに乗ります。
とはいえ、佐渡島は離島です。佐渡島に限らず、離島は夜間の商店営業は限定的。
そんな佐渡島へ、フェリーの最終便で渡ったらどうなるのか?!徹底検証してきました!
今回はその体験、経験をもとに、失敗しない夜間渡航の攻略ポイントを余す所なく紹介します!
フェリー最終便は 19:30 発
まずは、新潟港から両津港に向かうフェリーの時刻表を確認してみましょう。
[新潟港] 出港時刻 | [両津港] 到着時刻 |
---|---|
6:00 | 8:30 |
9:25 | 11:55 |
12:35 | 15:05 |
16:05 | 18:35 |
19:30 | 22:00 |
フェリー最終便は 19:30 発、佐渡島(両津港)への到着は 22:00 になります。結構遅い時間ですね。
最初に結論!車中泊前提が安心!
まず最初に結論をお知らせしておきます。佐渡島旅行をフェリーの最終便で行くのなら、車がほぼ必須。車中泊前提が安心です。
というのも、最終便で両津港ターミナルへ到着してから、移動手段がタクシーくらいしかありません。
バスは既に運行が終了しており、レンタカーも受付時間外です。
さらには、ホテルや旅館のチェックインが 22:00 過ぎでも対応しているところがほとんどありません。
つまり、フェリー最終便で佐渡島に渡るのなら、車移動、そして車中泊は必須です。新潟港から自家用車やレンタカーと共にフェリーに乗り込む必要があります。
車は無いけどどうしても最終便で佐渡島に行きたい場合
車を持たずにフェリー最終便で佐渡島に渡る場合、両津港ターミナルから徒歩 5 分のところにある「ゲストハウスじんく」が、チェックインが 22:00 までのため、電話での交渉次第では最終便到着後のチェックインも許容いただけるかもしれません。
また、他の宿と交渉が成立して 22:00 以降の到着でも対応いただける場合、徒歩圏内でなければタクシーを利用することになります。その際は、必ず予め予約しておきましょう。必ずタクシーが乗り場にいるとは限りません。
おけさ観光タクシーなら、営業時間が 23:00 までのため、22:00 に到着しても迎えに来てくれます。
というところを踏まえ、早速フェリー最終便を利用して佐渡島へ行きたいと思います!
新潟港フェリーターミナル
🕕️ 18:00
新潟市内にある佐渡汽船フェリーターミナルにやってきました。最終便は 19:30 出航ですので、1 時間半前に到着です。
結論にも書いた通り、安全安心第一のため自家用車と一緒にフェリーに乗り込みます。その場合、出航前の乗船や受付があるため、最低でも 1 時間前には新潟港ターミナルに到着しておきましょう。折角来たからにはターミナルの中も楽しみたいため、余裕を持って 1 時間半前の到着です。
車でカーフェリーへ乗る手順や、新潟港ターミナルについては、以下で詳しく紹介していますのでご覧くださいね。
新潟港ターミナルから車でカーフェリーへ乗る手順について詳しく見る
新潟港フェリーターミナルについて詳しく見る
特に、佐渡島観光がメインでも、新潟港フェリーターミナルには寄っておくことをおすすめします。お土産や食事もできますし、ちょっとした夕景・夜景のオーシャンビューも楽しめますよ。夕焼けに照らされるフェリーは美しくて画になります。
遅刻厳禁!乗船チケット確認
🕖️ 18:45
新潟港ターミナルで時間をすごしたら、出航の 45 分前には車に戻ります。
19:30 の出航に合わせて、大体出航の 45 分前頃になるとスタッフさんが乗船券の確認にきますので、インターネットからの申し込みならその画面を、窓口で乗船券を購入したならそのチケットを提示します。
乗船開始!
🕖️ 19:00
出航 30 分前になり、乗船開始です。この瞬間が、毎回たまらなく好きです、ワクワクしますよね。
今回はおけさ丸に乗船です。
無事に乗船できほっと一安心。これから、佐渡島に向けて出発です。
甲板に出たときには、もう陽も済み辺りは闇夜に包まれていました。
佐渡島へ向けて出航!
🕖️ 19:30
ついにフェリーが出航しました。これから 2 時間半、佐渡島へ向けて夜の日本海を航行します。
最終便ならでは!新潟の夜景が感動的
新潟港を出発して湾内を航行していると、新潟市内の夜景を目の当たりにできます。
新潟市内の夜景をこういった角度から楽しめるのは、最終便だからこそですよね。
こちらは先ほどまでいた、新潟港佐渡汽船ターミナル。
新潟市内の夜景がとても綺麗に光り輝いており、これは最終便ならではの感動がありました。
どう過ごす?食べるか飲むか寝るか眺めるか
フェリーには食堂もあって食事できるほか、お酒の販売もあります。また、客室で眠ることもできます。
フェリーでは、皆思い思いの時間を過ごします。佐渡島へ帰る地元民の方々も結構多かったのが印象的でした。
海外からいらした方々も、楽しそうに船での時間を過ごしていました。
今回乗船したおけさ丸の施設情報などは、こちらで紹介していますのでチェックしてみてくださいね。
おけさ丸について詳しく見る
フェリーは酔うのか?!
フェリーは大きな船です。小さな船に比べたら揺れませんのでご安心を。
ただ、全く揺れないわけではないので、酔いやすい人は事前に酔い止めを飲んでおきましょう。
今回私達のパーティーも、5 人中 2 人が出航早々に酔ってしばらく客室で横になっていました。
ちなみに、酔い止めは医薬品のためフェリーやターミナルでは販売していません。予めドラッグストア等で購入しておく必要がありますので注意しておきましょう。
個人的には、夜の海風を感じながらいただいたビールが最高でした。新潟港を抜けて外洋に出ると本当に暗闇で、遠くに見える新潟市内の明かりが幻想的でした。これは最終便ならではの光景ですね。
さあ着くぞ!下船準備!
🕙️ 21:50
佐渡島へ到着間近となり、駐車場への移動が解禁されました。佐渡島到着 10 分前、車に乗り込んでその時を待ちます。
この時間ってなんだかいつもドキドキします。競馬でスタートのゲートが開くのを待っている馬の気分です。
佐渡島へ到着!
🕙️ 22:00
佐渡島へ到着、船が接岸し、フェリー 1 階のこの駐車場のゲートが開きました。このときぴったり 22:00, 日本の交通インフラは、海上交通に関しても驚くべきスケジュール管理能力を発揮しています。
スタッフさん誘導のもと、出口まで車を走らせます。
先ほどまで乗船していたフェリー。夜間にも関わらず、安全に安定に航行くださったクルーのみなさまに頭が下がります。ありがとうございました。
そして、両津港の出口の交差点へ到着。ここから、深夜 22:00 の真っ暗な佐渡島へ放り出されることになります。
私達も、暗闇の佐渡島から旅をスタート!
フェリー最終便での佐渡島渡航には計画が必要
こうして 22:00 に無事、佐渡島へ到着できた私達ですが、最初の結論で述べた通り、営業している商店はコンビニくらいで、宿も受付時間外のため、何もできることはありません。
私達は近くの道の駅で車中泊をし、次の日の朝から観光をスタートさせました。
どこを走っても、街灯の明かりのみ。あとはたまにコンビニが営業している程度です。計画なしにフェリー最終便で佐渡島に行くのはおすすめできません。
ちなみに、両津港ターミナルのすぐ近くには「道の駅 あいぽーと佐渡」があり、車中泊できる駐車場が 24 時間開放されています。トイレも使えます。
フェリー最終便で佐渡島に行き、車中泊するならここがおすすめです!
道の駅 あいぽーと佐渡について詳しく見る
フェリー最終便で渡る佐渡島 - 計画すれば最高の佐渡島旅に
夜の日本海を進むフェリーの窓から見える新潟の夜景。甲板から感じる潮風。そして、静寂に包まれた佐渡島への到着。最終便での佐渡島渡航には、昼間のフェリーとはまた違った魅力があります。
しかし、この記事でお伝えしたように、最終便利用には慎重な計画が必要不可欠。特に以下の3点は必ず押さえておきましょう。
- 移動手段の確保(自家用車やレンタカー)
- 宿泊手段の事前確保(車中泊または22時以降チェックイン可能な宿)
- 車中泊の場合は、満車の場合に備えて複数の車中泊スポットをリストアップし、現地ですぐに判断できるよう順位をつけておこう
- 到着後の行動プランの作成
これらの準備があれば、最終便ならではの特別な佐渡島の夜を楽しめます。暗闇に浮かぶ島影、港の漁火、星空など、昼間には見られない佐渡島の表情に出会えるのも最終便の特権と言えます。
個人的なおすすめは、道の駅あいぽーと佐渡での車中泊。到着後すぐに休める環境が整っており、翌朝からの観光にもスムーズに移行できます。また、道の駅から両津港ターミナルまでは徒歩 5 分、早朝から営業しているカフェがターミナル内にあるため、そこもうれしいポイントです。
最後に、佐渡汽船フェリー最終便での渡航は、確かに制約も多いものの、適切な準備と計画があれば、佐渡島観光の新たな選択肢となり得ます。夜の佐渡島へ渡るという特別な体験を、ぜひ検討してみてください。
あなたの佐渡島の旅が、昼も夜も素晴らしいものとなりますように。