- 大阪道頓堀完全ガイド|グルメ・観光スポットを徹底解説!絶対に外せない名所から穴場まで完全網羅!
- 大阪を代表する繁華街・道頓堀のグルメや観光スポットを完全網羅。定番から穴場まで、道頓堀の魅力を余すことなく紹介します。食べ歩きグルメ、観光名所、エンタメ情報満載で、道頓堀を120%満喫できる情報が盛りだくさん!
大阪の道頓堀といえば、美味しい食べ物や活気ある街並みが思い浮かびます。その中でもひときわ目立つ存在が、1903 年創業の老舗食堂「自由軒」です。 道頓堀のほど近くに位置するこの歴史ある食堂は、大阪人に愛され続けて100年以上。その人気ぶりを確かめるべく、私は自由軒 難波本店の扉を叩きました。
この記事では、自由軒の魅力やおすすめメニュー、そしてその歴史に迫ります。観光客の皆さんが大阪を訪れる際に、ぜひ足を運んでほしい名店としてご紹介します。
自由軒 難波本店
「自由軒」は、大阪道頓堀に位置する 1903 年創業の老舗食堂です。看板メニューの「名物カレー」は、ご飯とカレーソースを混ぜ合わせ、上に生卵を乗せる独特のスタイルで提供され、創業当時からの味を守り続けています。店内は昭和レトロな雰囲気が漂い、訪れる人々をタイムスリップしたような気分にさせます。親切な対応とアットホームな雰囲気も魅力で、多くの観光客や地元の人々に愛され続けている食堂です。
- 営業時間
- 11:00 〜 20:00
- 定休日
- 月曜日
- 電話番号
- 06-6631-5564
- 公式サイト
- https://www.jiyuken.co.jp/
- アクセス
- 地下鉄なんば駅より徒歩 3 分
- 所在地
- 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波 3-1-34
昭和レトロな雰囲気
連日行列ができるほどの賑わいを見せる自由軒。店内に足を踏み入れると、昭和レトロな雰囲気が漂います。
木目調の壁に、同じく木目調のテーブル。カウンター席でお一人様も大歓迎。店内に飾られたメニューや写真、インテリアは、歴史を感じさせるものばかりです。味だけでなく古き良き日本の食堂の空気感も、自由軒の魅力の一つと言えます。
特に、店内の至る所に貼られた手書きの紙メニューが目を引きます。定番メニューから期間限定のものまで、豊富なラインナップが並びます。これらのメニューは、長年自由軒で提供され続けてきた品々であり、時代を超えて愛される味なのでしょうね。
写真に写る客席は、ほぼ満席の状態。平日の昼下がりにも関わらずこの賑わいようは、自由軒が多くの人々から愛され続ける理由を物語っています。古きよき日本の食堂文化を今に伝える、貴重な存在です。
看板メニュー「名物カレー」
注文するのはもちろん、看板メニューの「名物カレー」。一般的なカレーライスとは一線を画す独特の「混ぜカレー」は、自由軒のオリジナルです。
ご飯とカレーソースがあらかじめ混ぜ合わされており、その上に生卵を落とすという、独自の「混ぜカレー」スタイル。これは創業者・吉田四一の試行錯誤の末に生み出されたものだそう。当時、保温機能のない炊飯器で熱々のカレーを提供することが難しかったため、混ぜカレーのスタイルが生まれました。これにより、冷めたご飯でもカレーと混ぜることで熱々の一皿に変わり、最後まで熱々が楽しめます。
名物カレーの味の秘密は、何と言っても「うすくち」と呼ばれる特製ダシ。このダシ汁を加えることで奥深い味わいが生まれるのだそうです。そして、具材はシンプルにタマネギと牛肉のみ。あえて具は少なめにすることで、カレー本来の味を愉しんでもらいたいという先人たちの想いを感じました。
実は自由軒は、カレーにソースをかける文化の先駆者。創業当時からカレーにソースをかけるのが当たり前だったのだそうです。
名物カレーの正しい食べ方
名物カレーを食べるなら、ぜひ正しい食べ方を実践してみてください。まずはそのままの味を楽しみ、次に特製ソースをかけて味の変化を感じ、最後に生卵を混ぜ込んでまろやかな一体感を味わう。この3ステップで食べ進めると、名物カレーの奥深い味わいを存分に味わえます。
昔ながらの洋食メニューが勢揃い
自由軒のスゴさは、名物カレーだけにとどまりません。メニューを見ると、ハイシライスやオムライス、エビフライにトンカツなど、昔ながらの洋食メニューが勢揃い。今度はぜひ他のメニューも制覇したいと思わされます。
おすすめメニュー
自由軒には、名物カレー以外にも魅力的なメニューが豊富に揃っています。例えば、「ハイシライス」(¥750)は、ケチャップの懐かしい味が楽しめる一品です。また、「別カレー」(¥750)は、名物カレーとは異なる味わいで、自由軒のカレーの奥深さを堪能できます。さらに、「オムライス」(¥830)や「チキンライス」(¥730)も人気メニューで、どれも満足感のある味わいです。
メニュー名 | 価格 |
---|---|
名物カレー | ¥800 |
ハイシライス | ¥750 |
別カレー | ¥750 |
別ハイシ | ¥750 |
チキンライス | ¥730 |
オムライス | ¥830 |
カツカレー | ¥900 |
ランチセットと洋食メニュー
自由軒では、ランチセットや洋食メニューも充実しています。「Aセット」(¥1,400)は、海老フライ、ハンバーグ、からあげ、豚の焼肉がセットになった豪華な一品。「Bセット」(¥1,300)は、海老フライ、ハムカツ、チキンカツ、エビクリームコロッケが楽しめる贅沢なセットです。サーロインステーキ(¥1,250)や焼き肉(¥900)など、しっかり食べたい方にも満足していただけるメニューが揃っています。
ランチセットと洋食メニュー
メニュー名 | 価格 |
---|---|
Aセット | ¥1,400 |
Bセット | ¥1,300 |
サーロインステーキ | ¥1,250 |
サーロインセット | ¥1,420 |
ミニ名物カレー付サーロインステーキ | ¥1,700 |
焼き肉 | ¥900 |
焼き肉セット | ¥1,070 |
ミニ名物カレー付焼き肉 | ¥1,400 |
野菜サラダ | ¥630 |
チキンカツ | ¥730 |
からあげ定食 | ¥880 |
とんかつ定食 | ¥900 |
海老フライ定食 | ¥1,050 |
エビの串カツ | ¥370 |
串カツ | ¥370 |
アスパラ | ¥300 |
コールスローサラダ | ¥180 |
白ライス | ¥170 |
海老クリームコロッケ | ¥780 |
エビフライ | ¥780 |
ハムサラダ | ¥370 |
トンカツ | ¥730 |
ビフカツ | ¥1,030 |
ミンチカツ | ¥730 |
からあげ | ¥450 |
ポテトサラダ | ¥330 |
みそ汁 | ¥100 |
ドリンクメニュー
自由軒では、お食事と一緒に楽しめるドリンクメニューも充実しています。ビール(中瓶¥550、小瓶¥360)、黒ビール(¥360)、日本酒(¥360)など、食事に合わせた飲み物を選ぶことができます。カレーや洋食と一緒に、一杯楽しむのも良いでしょう。
メニュー名 | 価格 |
---|---|
ビール(中瓶) | ¥550 |
コーラ | ¥320 |
ビール(小瓶) | ¥360 |
黒ビール | ¥360 |
日本酒 | ¥360 |
自由軒を訪れる際のポイント
混雑を避けるコツ
自由軒は、平日でも多くのお客様で賑わっています。特にランチタイムや週末は行列ができることも多いため、少し時間をずらして訪れるのがおすすめです。また、開店と同時に行くのも良いでしょう。混雑を避けて、ゆっくりと食事を楽しむことができます。
注意!自由軒では現金会計のみ対応
自由軒では、現金会計のみ対応しています。クレジットカードや電子マネーは利用できないため、訪れる際には現金の準備を忘れないようにしましょう。
初めての方へのおすすめメニュー
初めて自由軒を訪れる方には、やはり「名物カレー」をおすすめします。この一品で、自由軒の魅力を存分に味わうことができます。辛さが心配な方は、生卵をしっかり混ぜて食べると、辛さが和らぎます。また、卓上に置かれたウスターソースを使って味の変化を楽しむのも良いでしょう。
自由軒の歴史
自由軒は、明治43年(1910年)に大阪で最初の西洋料理店として創業されました。当時、西洋料理は高級品とされていましたが、リーズナブルな価格で提供することで、多くの人々に親しまれるようになりました。特にカレーライスは人気メニューでしたが、炊飯器のない時代に熱々のカレーを提供するのは難しく、創業者の吉田四一は試行錯誤の末に「混ぜカレー」を考案しました。この工夫が、現在の名物カレーの始まりです。
第二次世界大戦で大阪は壊滅的な被害を受け、自由軒もその影響を受けました。しかし、二代目店主の吉田四郎は、戦後の混乱の中で自由軒を再建し、創業当時の味を守り続けました。その後も自由軒は、時代の変化に対応しながらも、伝統の味を守り続け、多くのお客様に愛されてきました。
1985 年頃から、自由軒の名物カレーは全国に知れ渡るようになりました。テレビや雑誌などのメディアで取り上げられ、全国から多くのお客様が訪れるようになりました。都市部への出店の話もありましたが、自由軒の味を守るために、これらの話は全て断ってきました。自由軒は、昔からの味を大切にし、変わらぬ美味しさを提供し続けています。
創業 100 年以上、大阪人に愛され続ける理由
自由軒が大阪人に愛され続ける理由は、何と言っても変わらぬ味と心温まるおもてなしにあります。創業以来守り続けてきた秘伝のレシピは、時代が変わっても多くの人を魅了し続けています。特に名物カレーは、一度食べたら忘れられない味。独特の「混ぜカレー」スタイルと、うすくち醤油を使った奥深い味わいが、多くのファンを獲得しています。
さらに、自由軒の魅力は味だけではありません。昭和レトロな店内は、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気。親しみやすく、どこか懐かしさを感じさせる空間は、地元の人々にとって特別な場所となっています。観光客にとっても、大阪の歴史と文化を肌で感じられる貴重な体験ができるでしょう。
また、自由軒のスタッフの温かいおもてなしも欠かせません。長年の経験で培われた、きめ細やかな接客は、訪れる人々の心を掴んで離しません。まるで家族のように迎え入れてくれる、アットホームな雰囲気が自由軒の大きな魅力です。
時代の変化に対応しながらも、変わらぬ味とおもてなしを守り続ける自由軒。その姿勢は、大阪人の心に深く刻まれ、100年以上もの間、愛され続ける理由となっています。これからも自由軒は、大阪の味と文化を伝える象徴として、多くの人々に親しまれていくことでしょう。
ぜひ一度、自由軒を訪れ、大阪の歴史と味を体験してみてください。心温まる時間が、きっと過ごせると思います。