大民謡流し
新潟市の大民謡流しは、毎年夏に開催される「新潟まつり」で行われる行事の一つとして、伝統的なイベントです。約 10,000 人の踊り手が揃いの浴衣を身にまとい、新潟甚句や佐渡おけさを踊りながら市内中心部を練り歩きます。
圧巻!1.5 km の踊りの輪
大民謡流しは、新潟駅前から、東大通り、万代橋通り、萬代橋、柾谷小路と、約 1.5 km にかけて開催されます。
伝統音楽の鑑賞
大民謡流しでは、地元の民謡グループや演奏家が伝統楽器を演奏し、会場に華を添えます。演奏は情熱的でありながら、どこか懐かしさを感じさせるもので、日本の伝統音楽に触れる貴重な機会となります。
飛び入り参加大歓迎
大民謡流しでは、観客も踊りの列に参加することができます。「飛び入りコーナー」の看板を見つけたら、踊りの列に加わってみましょう。
大民謡流しの歴史
新潟市の大民謡流しは、どのようにして生まれたのでしょうか。
起源
大民謡流しの起源は、江戸時代中期にまで遡ります。当時、新潟港は北前船の寄港地として栄えており、船乗りたちは航海の安全を祈願して、佐渡おけさを踊っていたと言われています。これが新潟甚句と融合し、現在の民謡流しへと発展したと考えられています。
民謡流しの発展
明治時代になると、新潟市は近代都市へと発展し、民謡流しは市民の娯楽として親しまれるようになりました。昭和30年(1955年)には、「住吉祭」、「商工祭」、「川開き」、「開港記念祭」の4つの伝統ある祭りが統合されて「新潟まつり」が誕生し、民謡流しは新潟まつりのメインイベントの一つとなりました。
現在の民謡流し
現在、大民謡流しは新潟まつりの最大の呼び物の一つとして、毎年約15万人の観客が訪れる新潟市の夏の風物詩となっています。踊り手は新潟市内だけでなく、県内各地や全国各地から参加しており、新潟の夏を熱く盛り上げています。
新潟の伝統文化と、夏の夜。
新潟大民謡流しは、新潟の伝統文化を体感し、夏の夜を楽しむのに最適なイベントです。ぜひ新潟市を訪れ、熱気と感動に満ちた大民謡流しを体験してください。