- 大阪新世界の穴場スポット!昭和レトロなスマートボール専門店「ニュースター」を徹底解説
- 大阪新世界の穴場スポット「ニュースター」を紹介。昭和レトロな雰囲気漂う店内でスマートボールを楽しめる、観光客にもおすすめの隠れた名所です。
大阪新世界を徹底解説:通天閣から広がる下町グルメと昭和レトロの世界
大阪の心臓部、ミナミに位置する新世界。この独特な魅力を放つエリアは、昭和レトロな雰囲気と現代的な活気が絶妙に融合した、他に類を見ない観光スポットです。
通天閣を中心に広がるこの街は、大阪の食文化や庶民の暮らしを色濃く反映し、訪れる人々を魅了し続けています。串カツ、たこ焼き、どて焼きといった大阪の名物グルメから、レトロな遊戯場、昭和の面影を残す商店街まで、新世界には様々な魅力が詰まっています。
本記事では、新世界の全12通りを徹底解説。南北に分かれたエリアの特徴や、各通りの隠れた名所、地元民に愛される老舗店など、新世界の魅力を余すことなくお伝えします。
観光客はもちろん、地元の方々にも新たな発見があるかもしれません。さあ、大阪新世界の奥深い世界へ、一緒に飛び込んでみましょう!
新世界12通りの魅力を徹底解説!南北2エリアの特徴とは
新世界は、多彩な魅力を持つ 12 の通りから成り立っています。
- ジャンジャン横丁
- 通天閣南本通り
- 辨天通(べんてん通)
- 公園本通
- 中央通
- 新世界本通
- 新世界通天通線
- 通天閣本通
- 春日通
- 合邦通
- 新世界北野町線
- 新世界 1 号線
新世界のすべての通りを散策するには、約30〜40分ほどかかります。急ぎ足なら、15〜20分くらいです。ただし、新世界で何を楽しみたいかによって行くべき通りが変わってくるため、目的に応じて巡れば必ずしもすべての通りを散策する必要はありません。グルメ、町並み、通天閣などなど。
そこで重要になってくるのが、エリア分けです。新世界は、その特徴から南エリアと北エリアの2つに分けることができます。
南エリアは、飲食店や遊技場など、外見も派手な店舗が集中しており、まさに新世界といった光景が広がるエリアです。一方、北エリアは、古き良きレトロな町並みが残る下町風景を楽しむことができるエリアになっています。
次の章からは、エリアごとに通りの特徴を紹介します。
大阪新世界の南エリア:通天閣周辺の賑わいと絶品グルメを堪能しよう!
南エリアは、これぞ新世界といった賑やかな町並みが特徴のエリアです。多くの飲食店や遊技場が軒を連ねています。
ジャンジャン横丁:タイムスリップ体験!昭和レトロな飲食街で大阪の味を満喫
ジャンジャン横丁は、大阪・新世界の南端に位置する、昭和の雰囲気を色濃く残す名物飲食街です。新世界の最寄り駅である動物園前駅から新世界に入ると、このジャンジャン横丁にまず入ることになり、新世界の玄関的な通りでもあります。
その名称は、昭和初期にこの通りで賑やかに鳴り響いていた三味線の音「ジャンジャン」に由来します。当時、両側に並ぶ店から三味線の音や歌声が溢れ、活気ある雰囲気を醸し出していました。通天閣南本通りから南に伸びる細長い路地には、大阪の庶民的な食文化を体現する小さな居酒屋や立ち飲み屋が軒を連ねています。
この通りの最大の魅力は、新世界の他のエリアとは一線を画す独特の雰囲気です。赤提灯や昭和風の看板が並ぶ狭い路地を歩けば、まるでタイムスリップしたかのような感覚を体験できます。通天閣や新世界の賑やかな中心部から少し離れたこの場所で、より濃密な大阪の下町情緒を味わうことができます。
激安価格でお寿司がいただける「大興寿司」は、安くて美味しいで連日行列のできる有名寿司店です。
長過ぎるベビーカステラで女子から大人気の「甘々堂」も、行列が絶えません。
射的などの遊技場もあります。
通天閣南本通り:新世界の心臓部!活気溢れる商店街で大阪の魂を感じる
通天閣南本通りは、大阪・新世界の中心を南北に貫く新世界のメインストリートです。その名の通り、大阪のシンボル「通天閣」の真下から南へと伸びるこの通りは、新世界の賑わいを最も体感できる通りの一つです。
通天閣南本通りはとにかく賑やかです。個性的な外観のお店が所狭しと並んでいるのが特徴で、その多くは飲食店や遊技場です。
通天閣南本通りの北端には、言わずと知れた大阪のランドマーク「通天閣」がそびえ立ちます。その圧倒的な存在感が、通り全体に特別な雰囲気を醸し出しています。通天閣を背景に記念撮影をする観光客の姿も、この通りではお馴染みの光景です。
辨天通:新世界の隠れ家スポット!路地裏グルメと地元の雰囲気を楽しむ
辨天通(べんてんどおり)は、大阪・新世界の南に位置する、下町情緒豊かな通りです。
新世界のメインストリートである通天閣南本通りから延びる路地であるこの通りは、一歩入ると新世界の喧騒がまるで嘘のように静かになります。観光というよりは、より地元の日常生活に根ざした雰囲気を感じることができます。
他の通りと比べると比較的細い通りにはなりますが、個性的な飲食店が営業しており、夜は結構賑わいます。
公園本通:カラフルな看板と昭和レトロの融合!珍しいスマートボールも体験
公園本通(こうえんほんどおり)は、大阪・新世界の南端を東西に走る通りです。
公園本通にも沢山の飲食店がひしめいておりとても賑やかな通りです。
この通りの特筆すべき存在として、「ニュースター」という、スマートボールで遊べる遊技場があります。
スマートボールは、昭和時代に大流行した球戯ゲームで、ピンボールのようなものです。現在では非常に珍しくなっています。「ニュースター」は、その貴重なスマートボール場を今も営業している老舗店です。レトロなゲームを楽しみたい方や、昭和の遊びを体験したい方にとって、見逃せないスポットとなっています。昔の遊びですが、若者にも人気で、グループやカップルなども多いです。(18 歳未満は入場できません)
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他にも、串カツ、たこ焼き、お好み焼き、ホルモンといった、大阪を代表するグルメが味わえる飲食店が沢山営業しています。
中央通:新世界の中心で大阪グルメを堪能!串カツだるま本店にも出会える
中央通(ちゅうおうどおり)は、大阪新世界の南側を東西に横切る路地です。
細い路地ながらも飲食店が多く営業し、大阪下町の風景を感じられる通りになっています。
中央通の目玉は、なんといっても新世界の名物として知られる「串カツだるま新世界総本店」です。1929年の創業以来、「ソースを二度づけ禁止」の掛け声とともに、大阪の味を守り続けてきたこの老舗は、中央通の象徴的存在となっています。
新世界本通:大阪の伝統と文化の宝庫!朝日劇場で大衆演劇も楽しめる
新世界本通(しんせかいほんどおり)は、大阪・新世界の南東部を走る通りです。通天閣の南側から東に延び、途中で南に向かって直角に曲がるL字型の通りで、こちらも新世界の賑やかな雰囲気を楽しめます。
新世界本通の見どころの一つは、昭和の雰囲気を現代に伝える朝日劇場です。
1957年に開場したこの劇場は、大阪の庶民文化の中心地として長年親しまれてきました。大阪大衆演劇の聖地として、現在も営業しています。劇場では大衆演劇がメインですが、驚くのは客層の多くは女性なんだそう。
通りには新世界を代表する様々な店舗が軒を連ねています。名物の串カツ店をはじめ、大阪の伝統的な味を提供する飲食店が多数あります。特に、昼時には地元の人々や観光客で賑わう飲食店で、本場の味を堪能することができます。
飲食店以外にも、土産物店や雑貨店、娯楽施設など、多様な業種の店舗が集まっています。この多様性が、新世界本通を単なる飲食街以上の、総合的な商店街として機能させています。観光客は新世界の雰囲気を楽しみながらショッピングを楽しめ、地元の人々も日常的な買い物ができる、重要な商業空間となっています。
新世界通天通線:通天閣の真下を歩く!迫力満点の眺めと激安うどんを楽しもう
新世界通天通線(しんせかいつうてんどおりせん)は、大阪・新世界の中心部、通天閣のすぐ南側を東西に走る通りです。
この通りの最大の特徴は、なんといっても通天閣との圧倒的な近さです。通天閣の真下を歩くことができ、真上を見上げると、他では味わえない迫力ある通天閣の姿を楽しむことができます。
新世界通天通線のもう一つの名物が、創業100年以上の歴史を持つ「三吉うどん」です。
1918年の創業以来、大阪の味を守り続けてきたこの老舗うどん店は、新世界の食文化を代表する存在です。
コシの強い麺と深い味わいのだしが特徴ですが、特筆すべきはその価格。うどん・そばが 170 円と激安。地元の人々はもちろん、観光客にも大人気です。大阪で最も安いとも言われています。
新世界北エリア:昭和レトロな大阪下町情緒を満喫!穴場スポットを巡る旅
ここからは、新世界の北エリアを紹介していきます。通天閣を挟んで、北側のエリアになります。
通天閣本通:新世界の顔を歩く!レトロゲームとB級グルメの楽園へようこそ
通天閣本通(つうてんかくほんどおり)は、大阪・新世界の中心を北西から南東に斜めに走る通りです。通天閣の北西側から始まり、新世界のほぼ中央を横切るように伸びています。
この通りの中心となるのが、通天閣本通商店街です。約180メートルにわたって続くこの商店街には、ながらの店舗と新しい店が共存しつつも、大阪の昔ながらの下町風景を楽しめます。
通天閣本通の名物の一つが、「うまい棒ショップ」です。
日本中で親しまれているお菓子「うまい棒」の専門店で、通常では見られない珍しい味や限定商品を取り揃えています。カラフルなうまい棒の陳列は、通りの賑わいに一役買っており、多くの観光客が訪れます。
老舗の惣菜屋「小倉屋」も、通天閣本通の重要な存在です。
創業以来、大阪の伝統的な味を守り続けてきたこの店は、地元の人々に愛され続けています。季節の惣菜や手作りのお弁当は、観光客にも人気で、新世界の食文化を体験できる貴重なスポットとなっています。
通天閣本通のもう一つの名物が、レトロなゲームセンター「ザリガニ」です。昭和の雰囲気を色濃く残すこの施設では、懐かしのゲーム機や、今では珍しくなったメダルゲームを楽しむことができます。観光客にとっては新鮮な体験となり、地元の人々にとっては懐かしい思い出を呼び起こす場所となっています。
レトロゲーセン ザリガニ - X @RETROZARIGANI
また、通天閣本通の北端には、新世界市場の入口があります。
春日通:新世界の隠れた魅力!昭和レトロな路地裏で時間旅行を楽しむ
春日通(かすがどおり)は、大阪・新世界の象徴である通天閣から北に向かって延びる通りです。
この通りは、華やかな新世界のメインストリートとは一線を画し、昭和時代を彷彿とさせるレトロな下町風景を色濃く残しています。
春日通の最大の魅力は、その昭和レトロな雰囲気です。通りから路地を覗けば、まるで時間が止まったかのような世界観に出会えます。
この通りを歩くときは、ゆっくりとしたペースで散策することをおすすめします。急ぐことなく、路地裏に目を向けたり、レトロな看板を眺めたりしながら歩くことで、新世界の喧騒からは想像もつかない、昭和の香り漂う下町の魅力を十分に味わうことができます。
春日通は、観光客向けの派手な装飾や近代的な店舗はありませんが、その昭和レトロな雰囲気こそが最大の魅力です。ここでは、大阪の人々の日常生活や、長年培われてきたコミュニティの温かさを直に感じることができます。
合邦通:地元民の日常を垣間見る!通天閣と下町風景のコントラストを楽しむ
合邦通(ごうほうどおり)は、大阪・新世界の東側を南北に走る通りです。
新世界の中でも比較的静かで落ち着いた雰囲気を持ち、観光客よりも地元住民の日常生活を支える通りです。
この通りの特徴は、その素朴さと生活感にあります。派手な看板や観光客向けの土産物店はほとんど無く、地元の人々の日々の暮らし、大阪の下町の日常を垣間見ることができます。
合邦通の一番の魅力はこの下町風景ともう一つ、通天閣とのコントラストです。
通りから通天閣を見ると、下町の風景と通天閣が織りなす独特の雰囲気を楽しむことができます。
合邦通の魅力は、その「普通さ」にあります。観光地化されていない分、ありのままの大阪の下町の姿を見ることができます。
新世界の魅力を再発見!大阪観光の必須スポットを総まとめ
通天閣を中心に広がる 12 の通り。この独特な街には、大阪の歴史と文化が凝縮されています。
南エリアでは、ジャンジャン横丁の賑わいや通天閣南本通りの活気、串カツだるまの美味しさなど、新世界の「派手さ」を存分に楽しめます。一方で、北エリアでは春日通や合邦通で昭和レトロな風景に浸り、大阪の下町情緒を肌で感じられます。
新世界の魅力は、この「賑やかさ」と「懐かしさ」のコントラストにあります。観光地として人気の場所もあれば、地元の人々の日常が息づく路地裏もある。そんな多様性が新世界の底力なのです。
串カツ、たこ焼き、どて焼きといった大阪名物はもちろん、スマートボールやレトロなゲームセンターなど、遊びの要素も充実。家族連れ、カップル、友人同士、一人旅と、どんなスタイルでも楽しめるのが新世界の魅力です。
大阪観光の際は、ぜひ新世界に足を運んでみてください。きっと、あなただけの「お気に入りの通り」が見つかるはずです。そして、新世界の魅力にどっぷりと浸かった後は、近くの通天閣に登って、大阪の街を一望するのもおすすめです。
新世界は、訪れるたびに新しい発見がある街。次はどんな魅力に出会えるでしょうか。大阪の心臓部、新世界での素敵な思い出作りを、心からお祈りしています。