京都観光に外せない!日本三大古橋「宇治橋」を歩こう|日本最古の橋が魅せる装飾美。歴史好き、橋好きにオススメの穴場歴史スポット

京都観光に外せない!日本三大古橋「宇治橋」を歩こう|日本最古の橋が魅せる装飾美。歴史好き、橋好きにオススメの穴場歴史スポット

宇治橋を歩いてみよう

京都宇治に流れる宇治川にかかる宇治橋は、1300年の歴史を持ち、日本最古の橋として、瀬田の唐橋(滋賀県大津市)、山崎橋(現:大山崎橋、京都府大山崎町・大阪府島本町)と共に日本三大古橋に数えられています。

付近には平等院、宇治上神社といった世界遺産に囲まれ、宇治駅からすぐとアクセスの良い宇治橋。

そんな宇治橋の最大の魅力は、京都、宇治の風景と一緒に眺めたときの優美さにもあるのですが、実際に橋を歩いてみても、その魅力を多く見つけることができます。

この記事では、宇治橋を歩き、近くから眺め、橋そのものの魅力に迫ってみたいと思います。

なお、宇治橋の見どころやその姿の美しさ、その歴史や魅力について知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

宇治橋の見どころについて詳しく見る

宇治橋の造りと歩きやすさ

宇治橋は車両と歩行者が共存できる橋ですが、歩道が広めに設計されており、安全に歩くことができます。車道との仕切りもあり、落ち着いた木の風合いが特徴的です。

歩道が広めに取られている

しっかりとした柱や高欄が設置されており、歩くだけで歴史の風格を感じられます。

橋の装飾と細部の魅力

宇治橋の美しさは、橋の装飾にも表れています。橋の随所に見られる飾り金具や擬宝珠(ぎぼし)は、歩きながらじっくり観察すると、その細工の精巧さを感じられます。実際に橋を歩くからこそ楽しめるポイントです。

飾り金具

宇治橋の欄干には、歴史あるデザインの飾り金具が取り付けられています。これらの金具は、宇治橋の歴史を感じさせる重要な要素です。

宇治橋の飾り金具

宇治橋の飾り金具

擬宝珠

宇治橋の擬宝珠は、橋の装飾の中でも特に目を引くポイントです。擬宝珠は、橋の親柱の上に取り付けられており、間近で見るとその美しい曲線や装飾の細かさがよく分かります。

宇治橋の擬宝珠

三の間:歴史が息づく特別な空間

宇治橋の中央には「三の間(さんのま)」と呼ばれる小さな張り出しがあります。

三の間

ここでは、豊臣秀吉が茶の湯のための水を汲ませたと伝えられており、現在も毎年十月に行われる宇治茶まつりで「名水汲み上げの儀」が執り行われています。

このように、宇治橋には歴史的なエピソードが数多く残されています。

宇治橋を別の角度から楽しむ

宇治橋の魅力をさらに深く味わうには、橋の下や脇にも注目すると面白いですよ。

木除杭

宇治橋の近くには、橋を守るための「木除杭(きよけぐい)」が設置されています。これは増水時に流れてくる木やゴミが橋脚に直接当たらないようにする役割を果たしています。

木除杭(きよけぐい)

橋の下を歩いてみる

宇治橋の西側には階段があり、そこから河原へ降りることができます。橋の下から見上げる宇治橋は、また違った雰囲気があり、その構造の力強さがよく分かります。

橋の西側

河原からみた宇治橋

また、橋の裏側には強固な橋脚があり、そこには現代の生活を支えるための配管も通っています。

宇治橋の裏側

落橋防止装置

橋の耐久性を支える重要な装置として、落橋防止装置も備えられています。

落橋防止装置

宇治橋と風景の調和

宇治橋は、京都の歴史と自然が見事に調和した風景を作り出しています。川と橋、そして周囲の山々が織りなす景観は、まさに宇治ならではの風情を感じさせます。

歴史と美しさを兼ね備えた宇治橋を、ぜひ実際に歩いてその魅力を体感してみてください。

着物姿の女性と宇治橋

宇治橋の歴史、美しい風景、見どころについて詳しく見る

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