大阪天満宮
大阪天満宮は、大阪市北区天神橋にある神社です。「天満の天神さん」の愛称で親しまれています。学問の神様として名高い菅原道真公を祀り、全国から多くの参拝者が訪れる人気の観光スポットです。毎年 6 月下旬から 7 月 25 日にかけて開催される天神祭が特に有名で、日本三大祭り、大阪三大夏祭りに数えられています。
- 営業時間
- 6:00 〜 18:00
- 定休日
- 年中無休
- 電話番号
- 06-6353-0025
- 公式サイト
- https://osakatemmangu.or.jp/
- 駐車場
- 参拝者用の無料駐車場があります。(カーナビの住所設定: 大阪市北区天神橋1-18-19)
- アクセス
- JR 東西線・学研都市線 大阪天満宮駅から徒歩 4 分
- 所在地
- 〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋 2-1-8
歴史
949年(天暦3年)に創建された大阪天満宮は、菅原道真公の怨霊が都に災いをもたらしたという説を受け、道真公を祀るために建立されました。その後、道真公は学問の神様として信仰されるようになり、大阪天満宮も学問の神様として広く知られるようになりました。
境内はコンパクト
大阪天満宮の境内はそれほど広くありません。境内がコンパクトであることで、歩き疲れることもなく気軽に参拝できます。
本殿前の社務所
手水舎
本殿を囲むように道があり、通行できるようになっています。
本殿の裏側
本殿の側面
表大門: 道真公は鶏嫌い
大阪天満宮の正面玄関です。1603 年に豊臣秀頼によって再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。
門をくぐるとき、上を見上げてみてください。方位盤が設置されています。方位盤には十二支が描かれていますが、酉(鶏)が鳳凰に変えられているのが特徴です。これは、菅原道真公が鶏を嫌っていたという言い伝えに基づいています。
道真公が大宰府に左遷される際、伯母と別れを惜しんでいたところ、鶏の鳴き声にせかされたように旅立たたなければならなくなったという逸話があります。そのため、道真公は鶏を嫌うようになったとされています。
一方、鳳凰は瑞鳥とされ、道真公の御神徳を表すものとして考えられていました。そのため、十二支方位盤の酉のところに鳳凰が描かれたと考えられます。
また、鳳凰は「鳳凰群鶏と食を争わず」という故事にもあるように、高貴な存在として知られています。これは、学問の神様として祀られている道真公のイメージにも合致しています。
このように、大阪天満宮の表大門にある十二支方位盤の酉のところに鳳凰が描かれているのは、道真公と鶏の逸話や、鳳凰の持つ高貴なイメージに基づいていると考えられています。
大将軍社: 放たれた金色の霊光!大阪天満宮の起源。
大将軍社は、大阪天満宮の起源となった社です。
大将軍社では、突如として七本の松が生い茂り、夜毎にその梢から金色の霊光が放たれるという不思議な現象が起こりました。この神秘的な光景は多くの人々によって目撃され、その噂は貴族や皇族、そして村上天皇の耳にも届きました。村上天皇はこの謎めいた光に感動し、道真公を祀る天満宮の創立を勅命しました。
登龍門: 本殿を横切る?!超斬新な参拝!
大阪天満宮では、「通り抜け参拝」という、普段は入ることのできない本殿の中を横切って参拝することができます。通り抜け参拝のスタート地点となっているのが、この登龍門です。
登龍門は、中国の故事成語「鯉登龍門」に由来します。この故事によると、黄河の急流を登りきった鯉は龍に変身すると言われています。これは、努力によって難関を突破し、成功を収めることを意味します。
このことから、登龍門をくぐることで目標達成への意欲が高まると言われており、多くの人々が合格祈願のために通り抜け参拝を行っています。
なお、通り抜け参拝は不定期開催となっています。開催予告は大阪天満宮の公式サイトから行われます。
地域の人々にも愛される由緒ある神社
大阪の活気あふれる街中に、ひっそりと佇む大阪天満宮。門をくぐると緑豊かな境内が広がり、都会の喧騒を忘れて心が落ち着きます。
歴史を感じさせる本殿や拝殿は、荘厳な雰囲気を醸し出し、参拝者の心を清めてくれます。御祭神である菅原道真公の御神徳にあやかり、学問成就や厄除け、商売繁盛など、様々な願いを込めて手を合わせる人が絶えません。
境内には、道真公を慕う人々によって奉納された絵馬や灯籠が数多くあり、その熱意が伝わってきます。戦争で大阪が空襲を受けたとき、燃える自分の家をそのままに本殿を守った地域の人たちがいたという話もあります。
大阪天満宮は、合格祈願で有名な神社であると同時に、地域の人々にも愛される由緒ある神社です。
大阪市の中心にあるため、アクセスも良好。あなたも、天満の天神さんに会いに行ってみてください。