アニメ「ゆるキャン△」SEASON 2 の第 7 話で、初めてのソロキャンプへ向かう各務原なでしこが、キャンプ場へ向かう前に、富士宮市を観光します。その際に訪れた場所の一つに、この富士山本宮浅間大社があります。
富士山本宮浅間大社
富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)は、富士山の北西側の麓にある、日本でも有数の格式高い神社です。全国に約 1300 社ある浅間神社の総本宮として、富士山の信仰の中心地として知られており、多くの参拝客や観光客が訪れます。
この神社は、雄大な富士山を神体とし、古来より山岳信仰の対象として崇められてきました。境内には立派な本殿やその他の社殿が建ち並び、参拝者に畏敬の念を抱かせます。
- 参拝時間
- 11月-2月: 6:00 ~ 19:00
- 3月,10月: 5:30 ~ 19:30
- 4月-9月: 5:00 ~ 20:00
- 定休日
- 年中無休
- 所要時間
- 30 ~ 40分
- 電話番号
- 0544-27-2002
- 公式サイト
- http://fuji-hongu.or.jp/sengen/
- 駐車場
- 敷地内に有料駐車場有り(一定時間無料)
- アクセス
- JR西富士宮駅から徒歩 8 分
- JR富士宮駅から徒歩 15 分
- 所在地
- 〒418-0067 静岡県富士宮市宮町 1-1
西富士宮駅からは結構近くて、徒歩でも行ける距離でした。車で 3 分、徒歩で 10 分くらいです。
所要時間は 30 ~ 40 分
富士山本宮浅間大社の案内図です。
所要時間は、ゆっくり回って大体 30 〜 40 分くらいで一通り回れる広さです。
一之鳥居
富士山本宮浅間大社の玄関口。南正面にある大きな鳥居です。とても立派で色鮮やかで、迫力があります。
凛々しき守り神、狛犬
思わず写真を撮りたくなる凛々しい狛犬が神社を守っています。
源頼朝像
源頼朝は、日本では有名な武士であり将軍です。源頼朝は富士山を崇拝していたと言われています。彼は富士山を神聖な山と捉え、自らの守護神として崇めていました。この信仰心から、頼朝は浅間大社を鎌倉幕府の守護神社としました。
源頼朝が建立した鎌倉幕府は、浅間大社を財政的に支援しました。この支援により、社殿の修復や拡張が行われ、浅間大社は発展していきました。頼朝像は、この恩義に対する感謝の表れとも考えられています。
源頼朝は、日本の歴史上、重要な人物の一人です。頼朝像は、武士の象徴でもあり、武士の守護神としての浅間大社の役割を表しています。源頼朝と浅間大社の深い関わりを示す象徴的な存在であり、社の歴史と信仰を物語る重要な要素となっています。
楼門
富士山本宮浅間大社の楼門は、朱塗りの美しい外観が特徴的な建造物です。徳川家康によって1604年に造営されたもので、重要文化財に指定されています。
楼門の特徴は、その華やかな装飾にあります。門の両側には、荒波に雲を配した彫刻が施されており、これは富士山の神である浅間大神の神威を表現しているとされています。また、門の上部には、鮮やかな朱塗りが施され、燦然と輝く金の装飾が取り付けられています。この豪華な装飾は、浅間大神への崇敬の念を表すとともに、参拝者を神聖な空間へと導く役割を果たしています。
手水舎
富士山本宮浅間大社の手水舎は、重要文化財に指定されている銅製の屋根を持つ珍しいものです。江戸時代後期に造営されたと伝えられています。
手水舎には、富士山麓の湧水である湧玉池の霊水が引かれています。この霊水は、富士山の神様からのご利益があるとされています。
手水舎は、参拝前に手を清めるための場所です。参拝者はこの水で手を洗い清めることで、身を清めた状態で神聖な場所に参拝することができます。
参拝者は、手水舎で柄杓を使って 2 回手水を汲み、1 回口をすすぎます。その後、左手、右手、左足、右足の順に清めます。
拝殿
拝殿は重要文化財に指定されている入母屋造りの建物です。徳川家康によって1604年に造営されたもので、本殿の前に位置しています。
拝殿は、間口10間、奥行5間の広々とした空間で、正面と左右に3つの扉が設けられています。屋根は檜皮葺きで、千鳥破風が施されています。
拝殿内には、神様にお供えする供物を置く祭壇と、神楽殿があります。神楽殿では、神様への感謝の気持ちを伝える神楽が奉納されます。
境内の様子
境内は、人が少ない日は非常に静かです。神様にご挨拶するに相応しい、厳格な雰囲気を感じます。
おみくじは色々な種類がありました。どんな運勢を見てもらいましょうか。折角神社に来たならば、1 つはトライしてみましょう。
湧玉池
湧玉池(わくたまいけ)は、国の特別天然記念物に指定されており、富士山の雪解け水が伏流水となって毎秒 2.4 リットル流れ出ています。
水温は一年を通して水温が 13 ℃ でほぼ一定なんだそうです。
水が汲めるようになっています。地元の人たちが水を汲みに来ていました。
この風景がとても涼しげで、眺めているだけでも癒やされます。富士山の雪解け水で身を清めるなんて、とても貴重な体験です。
湧玉池はそこそこ大きく、新緑も相まって神々しい雰囲気に包まれています。とても心が洗われる思いがしました。
湧玉池へは、拝殿の東側に入口があって、そこから行けます。
第一駐車場
富士山本宮浅間大社には有料駐車場があります。一定時間は無料のため、車のアクセスはこの駐車場に止めるのがオススメです。
駐車場は結構広いです。75 台駐車できます。
- 駐車可能時間
- 午前 5 時 ~ 午後 7 時(出庫は 24 時間可能)
- 駐車料金
- 30 分以内なら無料・それ以降は 1 時間毎に 200 円
- 24 時間で最大 1500 円
第一駐車場への行き方
第一駐車場は西側にあり、鳥居が入り口になっているので、そこを入ります。
入口に入ったら、すぐに右手に下り坂があるので、そこに入ると第一駐車場に行けます。
とにかく、鳥居をくぐったら、右折です。
富士の神が宿る神聖な地、富士山本宮浅間大社
富士山本宮浅間大社は、日本の象徴である富士山の麓に位置し、古来より山岳信仰の中心地として崇められてきた神聖な場所です。荘厳な社殿や美しい境内、そして富士山の恵みである湧玉池など、訪れる者を魅了する見所が数多くあります。
源頼朝ゆかりの地としても知られ、武士の象徴としての一面も持ち合わせています。江戸時代に徳川家康が造営に関わった由緒ある建造物の数々は、重要文化財にも指定されており、歴史的価値の高さを物語っています。
富士山の雄大な姿を眺めながら、清らかな水で身を清め、神々しい雰囲気に包まれる体験は、訪れた人の心に深い感動を与えてくれることでしょう。
富士山本宮浅間大社はアクセスも良く、駐車場も完備されているため、気軽に立ち寄ることができます。日本の精神性と自然の美しさを同時に味わえる、特別な場所。それが富士山本宮浅間大社です。ぜひ一度、この神聖な地を訪れ、富士の神の御神徳に触れてみてください。